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閲覧数:43267 2015年06月11日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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6:katana更新日:2015年06月11日 23時21分
痙縮は徒手では治りません。
ボツリヌス療法はご存知ですか?
膝蓋腱反射は陽性ですか?
もし陽性であれば、早めにハムストリングスと下腿三頭筋へのボツリヌス療法をお勧めします。
当院では、極度の痙縮は急性増悪とし、一般病棟へ転倒し実施しています。その上で、装具療法などを用いて起立歩行訓練を行えば、大腿四頭筋の強化もできます。下肢の屈曲痙縮でお困りの方をたくさん見てきましたが、歩行に対する意欲があり、ご家族の協力や継続的なリハビリテーション体制が整っているのであれば、歩行自立となる可能性は高いと思われます。
まずは主治医へ相談されることをお勧めします。
5:ロバート更新日:2015年05月29日 22時23分
うーーん、ちょっと目標が高くないですかね?
退院後はどのようなリハ環境になるのでしょうか?
退院後、セラピストがいる施設を利用すればそちらに任せることになるのでしょうが、それ以外の場合はちょっと怖いです。
私は、デイサービスに転職して3年目になりますが、いまだに身体機能を無視した介助が行われます。
当然、身体機能にあった介助を依頼しますが、『歩けないと家の生活は無理だから』や『家族の希望だから』という想いで介護が中心に行われます。
で、本人は両側の足底接地ができないのに両脇を抱えられ歩いて(空中浮遊?)トイレに連れて行かれます。
私達が考えている以上にケアマネ、介護職員には『成せばなる』精神が根強くあるように思います。
さて、話は逸れましたが、rihaさんの担当したような症例は少なからずいると考えられます。
主様の地域でどのようなフォローが行われているかわからないのであれば、多少過剰な介助になっても構わないので、筋緊張が上がらない方法を指導しないと、積極策をとって結果的に車いすに乗るのも困難になることも予測しておいて良いかと思います。
4:LEE更新日:2015年05月20日 22時45分
返信、誠にありがとうございます。
ここはレスが早いですね、ありがたいです。
>でぱす さん
麻痺側下肢に補高をした状態にて試みたのですが、
足関節だけの問題ではないため、抑制が困難でした。。。
>PTです さん
①→失語のため精査は困難ですが、表在・深部とも中等度移乗の鈍麻かと
(タッチも運動覚・位置覚も↓)。
②→LLB装着下にて非麻痺側下肢挙上時に麻痺側殿筋は触診でわずかに収縮が
感じられますが、大腿四頭筋は立位では収縮(-)です
(背臥位でも大腿直筋のみでSLR可なレベル)。
③→脊椎は偏位なし、骨盤は挙上(-)も後退(右回旋)+、股・膝関節屈曲30°、足部内反+足趾屈曲位です。
ご指摘の通り、静的座位の保持は可能ですが、体幹屈曲時に非麻痺側優位の殿部荷重となっての立ち上がり動作を呈していました。
本症例は非麻痺側への下方リーチは見守りレベルですが、麻痺側への下方リーチでは立ち直りが乏しく、崩れてしまうことがあります。麻痺側側腹部~骨盤周囲の弱さがみられます。
正中位に骨盤固定での体幹屈曲では離殿も困難でした。
正中位へ修正下にて反復練習をしたところ、ハムの共同運動は抑制できたように感じました。
しかし、足関節の内反・足趾屈曲は残存し、その都度ストレッチにて修正が必要な状態でした。
ただ、経過を追えば有用な手段ではないかと感じられました。
アプローチを継続して評価・治療を行っていきたいと思います。ありがとうございます。
>PT8年目 さん
伸展-70°とは膝関節ですかね?だとすると、ADLにおいても支障をきたしますよね。。。
筋緊張亢進持続→拘縮とならないように、注意が必要だと考えさせられます。
確かに、装具なしでの立位でも初動時は緊張・パターン↑も、30秒~1分ほどで緊張は↓し、
麻痺側足底接地は修正が必要ですが可能です。
しかし、支持性は(-)でフリーハンドでの保持は不可ですが。。。
訓練においてはLLB装着下での平行棒内歩行や、後方介助での独歩練習は行っています。
引き続き、些細なことでも結構ですので、
アドバイス頂ければと思います。
3:PT1更新日:2015年05月20日 12時34分
私の勤務先の老健に屈曲共同運動パターンが強く、立位時にまったく下肢の接地ができない方がいます。この方の話を聞くかぎりでは、入院時はLLBの膝ロックでぎりぎり歩行可能だったそうですが、痛みがあるのでSLBに変更したとのことです。
その後の詳細な過程はわかりませんが、結局は下肢が不可逆性の屈曲拘縮(伸展-70°)となり、歩行はもう二度と無理な状況です。その方を見るたびに、伸展位か軽度屈曲位程度で固まっていたらと思います。そんな事態にならないためにも、退院後の生活を見据えたリハビリを実施してほしいところです。
屈曲パターンの抑制についてですが、LLB着用での立位レベルのトレーニングを積極的に実施してください。運動開始時は緊張が高くなりますが、しばらくすると緊張は反対に落ちていきます。歩行だと20~30分の実施が必要だと思います。
また、緊張は精神的な不安要素もあると思いますので、積極的な練習にて安定した立位がとれるといった自覚を持つことも大切だと思います。
下腿三頭筋あたりは、振動刺激による痙縮の抑制効果が最も期待できる筋です。アマゾンでスライヴハンディバイブといった名称で2000円程度で購入もできます。患者自身で一台ぐらい持っておくとコスパもいいと思います。
ざっくりとしたアドバイスですが、患者さんのためにもぜひ頑張ってください!
2:PTです更新日:2015年05月20日 11時04分
確認です
①感覚鈍麻レベルということですが、表在も深部感覚もですか?
②立位肢位にて装具装着されて麻痺側荷重をした際は四頭筋や臀筋下部繊維といった姿勢保持筋は筋活動が出現しますか?
③立位保持時に骨盤、脊椎、膝はどのようなアライメントをとっていますか?
動作時(立ち上がりや恐らく起き上がり時も)に筋緊張が高まるということは関節運動筋群が過剰に働きすぎていることが原因として考えられます。
立ち上がり動作の中で第1相である座位保持での骨盤は正中位は保てていても、恐らくこのケースは第2相の体前屈時に体幹を空間へ保持するに必要な腹部深層筋、腸腰筋が協調して使用できていない可能性があります。結果、第2相の体前屈時に上半身は空間に保つことができず、起立筋や腹直筋等が過剰に働き、それが麻痺側屈曲パターンを作っているのはないでしょうか?
この仮説が正しければ、リハビリ介入第1段階は座位保持から骨盤中間位を保ち股関節筋群を使用しての体前屈になります。
ケースは座位保持。セラピストはケースよりも低い位置に座り、骨盤を保持。そこからゆっくり体前屈を行って頂きます。その時に体幹は崩れず、股関節屈曲運動がおこっているかを確認して下さい。ハムストや胸腰筋膜の柔軟性があれば、それを何度か繰り返すと発火され、踵骨荷重と同時に四頭筋、臀筋が収縮してくるのではないかと思います。
1:でぱす更新日:2015年05月19日 21時15分
底屈位でも足底接地できるように踵を高くして徐々に高くした踵を低くしていくというのはいかがでしょうか?
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