理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
スポーツと痛み:アスリートの痛みへの対応(Pain Management Webinar)
Pain Managementの学位を有する講師が、スポーツと痛みについて、痛みの現代的な概念に基づき、評価や対応等について説明致します。
*11月10日(月)の夜まで、お申し込みを受け付けております。
スポーツと痛みについて、痛みの現代的な概念に基づき、評価や対応等について説明致します。海外の大学院でPain Managementの学位を取得した、医療従事者(理学療法士)が講師を務めます。
内容:
アスリートと痛み
スポーツと関連する痛みのメカニズム
アスリートの痛みと、関連する要素の評価
アスリートの痛みへの対応
*スポーツ活動と痛みについて、従来では生物医学(biomedical)モデルに基づき、生物(身体)的な観点から痛みの原因について考えて、痛みへのアプローチも同じ観点から考えられていました。そのため、力学的な負担などの身体的な要素を考慮したアプローチが主に用いられていました。
しかし、近年ではこのような傾向が変わってきています。スポーツと痛みについて、生物以外の要素についての記載が増えてきていて、多様な視点から痛みにアプローチすることの重要性が広まってきているように感じます。
例えば、2017年に論文として発表された、エリート・アスリートの痛みのマネジメントについての国際オリンピック委員会関連の声明には、治療の戦略として、痛みと関連する全ての要素を扱うべきだと書かれています。これには、心理社会的な要素も含まれています。スポーツと痛みについて、生物医学モデルに基づく治療戦略が中心となって書かれている文献が以前は多かったのですが、今後はこの声明のように、様々な要素を扱うべきという文献がもっと増えてくると思います。
他にも、スポーツと痛みに関するレビューには、損傷のマネジメントと痛みのマネジメントは同じではないと記されているものがあります。従来型の、身体の損傷と機能の回復に焦点を当てたアプローチと、痛みや関連する問題へのアプローチが一致するとは限りません。従来型のアプローチがあまり効果的ではなく、痛みを含めた問題が長期化しているなどの場合には、別のアプローチが必要となります。
痛みの分野における研究が進み、痛みの現代的な概念に基づき、身体的な要素のみならず、心理、社会、睡眠の問題、不適切な生活習慣などの様々な要素や、それらの相互の関わりも、痛みや関連する問題と関係があると考えられ、評価やアプローチもこのような視点に立って考案されるようになりました。スポーツ関連の痛みの問題であっても、様々な視点から捉えるようにすべきだと思います。
本講習会では、痛みと関わる様々な要素と共に、それらを考慮した評価や対応等について説明します。時間の都合上、全てを網羅することは難しいですが、侵襲を伴わない非薬物療法(患者教育や運動療法などの様々なアプローチ)について、重要なポイントを選んで説明します。
スポーツ関連のリハビリテーションについては、関連する文献がこれまでに多数出版されてきました。そうした分野については勉強されているという方であっても、スポーツと痛み、特に現代的な概念に基づく痛みの捉え方については詳しくないという方は多いと思います。本講習会で、スポーツと痛みに関する興味深い内容について説明できることを楽しみにしています。
*宜しければ、講習会のテーマと関連する、ブログの以下の記事もお読みください(以下、URL(httpsから始まる文字列)の部分をコピーして、検索してください)。
・姿勢と痛みに関する、考え方の変化(スポーツ分野を含める) https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12935763054.html
・筋の変化と痛みの関係 https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12842624927.html
・怪我をした後の対応(考え方の変遷) https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12827122886.html
・睡眠の問題と、痛みの関係 https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12805520714.html
*イギリスの大学院でPain Managementの学位を取得した理学療法士が講師を務めます。
国内外の大学院の医療系コースには、例えば「○○セラピー」といったような、痛みも含めた症状や機能障害等を扱う様々なコースがありますが、それらのコースでは、痛みは対象となる症状の一つであり、多くの場合、特定のタイプの痛みに限定されます。pain managementのコースは、慢性痛も含めて様々な痛みを対象とする、痛みとそれに関連する問題に特化したコースであり、多職種連携によるアプローチも含めて、様々な知識を学びます。実際、講師は医師や薬剤師、看護師、理学療法士等、様々な専門職の方々と一緒に大学院で勉強しました。このようなコースは、講師が知る限りでは、現時点で日本の大学院にはないと思います(海外の主要国の大学院にはたくさんあります)。
こうした知識を生かして、講習会の内容を興味深いものにできるように取り組みました。
講師の紹介:本講習会について、理学療法士として臨床及び教育分野(大学教員)で経験を積み、イギリスの大学院にて医療分野(Pain Management)の修士号を取得した、T’s classroomの代表が講師を務めます。講師はオーストラリアでも医療分野のcertificate(Orthopaedic Manual Therapy)を取得しています。講師はテンプル大学ジャパンキャンパスにて英語教授法関連のcertificate(Teaching English to Japanese Learners)を取得しており、医療専門職でありながら、英語教授法の知識も併せ持っています。また、講師は痛み関連のガイドラインの作成にも関与しました。詳しくは以下のサイトをご参照ください。
https://www.tclassroom.jp
*講習会では分かりやすさを重視しています。痛みに関する専門書等を読んでも、何だか分かりにくい、敷居が高いと感じられる方にもお勧めします。
*講習会について、詳しくは当方のウェブサイト(https://www.tclassroom.jp)の「講習会」のウェブページをご覧ください。
管理No:100302閲覧回数:379回この情報を印刷する
研修会詳細
お問い合わせ・お申し込み
こちらのサイトのお問い合わせフォームまたはT’s classroomのサイトの問い合わせフォームにて、受講を希望される旨をお知らせください。その際、必要事項(講習会名と開催日、氏名、職種、勤務先、連絡手段としての電話番号とメールアドレス)を併せてご記入ください(勤務先について、特定の施設に所属していない場合には、所属なしとご記入ください)。
講習会のお申し込みについて、当方のサイト内の「講習会」のページの「お申し込みの方法」、「オンラインの形式」、「注意事項」、「キャンセルについて」、「プライバシーポリシー」の各項目に同意をいただく必要がございますので、お申し込みの際には各項目を事前にお読みください。
https://www.tclassroom.jp
受講希望者の皆様からお申し込みの連絡をいただきましたら、現在の予約状況等を確認して、講習会の予約が可能かどうか当方より改めて連絡を差し上げます。受講費のお支払い方法について、オンライン講習会では、当方が指定する銀行口座に事前にお振り込みいただく方法を採用します。詳しくは上記のサイトをご覧ください。
講習会のお申し込みの後、3営業日(平日)以内に当方から連絡をいたしますが、もし連絡がない場合、何らかの理由で当方にお申し込みの連絡が届いていない可能性があります。もし連絡がなければ、大変お手数ですが、以下のメールアドレスまで連絡をいただけましたら幸いです。
info@tclassroom.jp
近日開催オンラインセミナー

2025.11.08開催
【中野ジェームズ修一先生】すごい股関節 柔らかさ・なめらかさ・動かしやすさをつくる 〜人間は股関節から老いていく〜(LIVEセミナー/ZOOM)
【中野ジェームズ修一先生】すごい股関節 柔らかさ…

2025.11.08開催
医学に基づく栄養学講座 ~ 医師と運動&栄養指導者の連携 ~(オンライン開催、見逃し配信あり)
医学に基づく栄養学講座 ~ 医師と運動&栄養指導…

2025.11.08開催
子どもの成長期・発達障害等を栄養学の視点からみる ~ 医師との連携構築を ~ (オンライン開催 ・見逃し配信あり)
子どもの成長期・発達障害等を栄養学の視点からみる…

2025.11.08開催
【鈴木俊明先生】腹斜筋の作用と運動療法(14日間の見逃し配信付き)
【鈴木俊明先生】腹斜筋の作用と運動療法(14日間…

2025.11.08開催
【アーカイブセミナー】 即実践!明日から臨床で活かせる電気刺激療法セミナー ~脳卒中患者を中心としたアプローチ~
【アーカイブセミナー】 即実践!明日から臨床で活…

2025.11.09開催
【 脳科学 × 脳画像 × BRS 】シリーズがオンラインにて実施。BRSⅡ・バランス編。姿勢制御・コアコントロールシステム。バランス・筋緊張への解釈・治療方法。
【 脳科学 × 脳画像 × BRS 】シリーズが…

2025.11.09開催
【装具を武器にする!】歩行再建につながる短下肢装具の臨床応用〜適切な装具選択と装具脱却に向けた取り組み〜 講師:小野塚雄一先生
【装具を武器にする!】歩行再建につながる短下肢装…

2025.11.09開催
体幹機能障害(胸椎)に対する徒手療法
体幹機能障害(胸椎)に対する徒手療法

2025.11.09開催
【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応じた評価と運動療法~画像読影、関節不安定性、QLS等の末梢神経障害を中心に~ 講師:瀧田勇二先生
【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応じた評…

2025.11.10開催
在宅で「食べる力」を支える:食の支援と嚥下リハビリの実践(14日間の見逃し配信付き)
在宅で「食べる力」を支える:食の支援と嚥下リハビ…

2025.11.08開催
【中野ジェームズ修一先生】すごい股関節 柔らかさ・なめらかさ・動かしやすさをつくる 〜人間は股関節から老いていく〜(LIVEセミナー/ZOOM)
【中野ジェームズ修一先生】すごい股関節 柔らかさ…

2025.11.08開催
医学に基づく栄養学講座 ~ 医師と運動&栄養指導者の連携 ~(オンライン開催、見逃し配信あり)
医学に基づく栄養学講座 ~ 医師と運動&栄養指導…

2025.11.08開催
子どもの成長期・発達障害等を栄養学の視点からみる ~ 医師との連携構築を ~ (オンライン開催 ・見逃し配信あり)
子どもの成長期・発達障害等を栄養学の視点からみる…

2025.11.08開催
【鈴木俊明先生】腹斜筋の作用と運動療法(14日間の見逃し配信付き)
【鈴木俊明先生】腹斜筋の作用と運動療法(14日間…

2025.11.08開催
【アーカイブセミナー】 即実践!明日から臨床で活かせる電気刺激療法セミナー ~脳卒中患者を中心としたアプローチ~
【アーカイブセミナー】 即実践!明日から臨床で活…

2025.11.09開催
【 脳科学 × 脳画像 × BRS 】シリーズがオンラインにて実施。BRSⅡ・バランス編。姿勢制御・コアコントロールシステム。バランス・筋緊張への解釈・治療方法。
【 脳科学 × 脳画像 × BRS 】シリーズが…

2025.11.09開催
【装具を武器にする!】歩行再建につながる短下肢装具の臨床応用〜適切な装具選択と装具脱却に向けた取り組み〜 講師:小野塚雄一先生
【装具を武器にする!】歩行再建につながる短下肢装…

2025.11.09開催
体幹機能障害(胸椎)に対する徒手療法
体幹機能障害(胸椎)に対する徒手療法

2025.11.09開催
【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応じた評価と運動療法~画像読影、関節不安定性、QLS等の末梢神経障害を中心に~ 講師:瀧田勇二先生
【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応じた評…

2025.11.10開催
在宅で「食べる力」を支える:食の支援と嚥下リハビリの実践(14日間の見逃し配信付き)
在宅で「食べる力」を支える:食の支援と嚥下リハビ…
情報提供
皆様からリハビテーションに関する情報を広く募集しております。こちらよりお寄せください。
オンライン(WEB)
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 一般社団法人 国際統合リハビリテー…
臨床で役立つ肩関節の教科書 【整形外科的テスト活用編】 臨床で役立つ肩関節の教科書 【整形外科的テスト活用編】
オンライン(WEB)
EPoch EPoch
医療従事者のための心不全のクリニカルリーズニング|一括申込 医療従事者のための心不全のクリニカルリーズニング|一括申込
オンライン(WEB)
一般社団法人脳科学リハビリテーション協会 一般社団法人脳科学リハビリテーショ…
【 ナイトセミナーシリーズ 】患者様に適応すべき脳画像の見方と解釈 臨床ですべき評価と介入を明確 ~ 大脳皮質・体幹コントロール編 ~ 【 ナイトセミナーシリーズ 】患者様に適応すべき脳画像の見…
オンライン(WEB)
EPoch EPoch
【PT・OT向け】情動と報酬系へのアプローチ|サイコサイバネテクス理論を応用した動作学習法 【PT・OT向け】情動と報酬系へのアプローチ|サイコサイバ…
オンライン(WEB)
運動と医学の出版社/UGOITA 運動と医学の出版社/UGOITA
【小林弘幸先生】頚肩腕症候群を科学する〜局所も診て、つながりも診る評価と治療戦略〜(LIVEセミナー/ZOOM) 【小林弘幸先生】頚肩腕症候群を科学する〜局所も診て、つなが…
オンライン(WEB)
株式会社gene 株式会社gene
リハ現場で使える栄養・サルコペニア・フレイルの基礎知識と臨床実践のリアル リハ現場で使える栄養・サルコペニア・フレイルの基礎知識と臨…