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学会研修会

オンライン(WEB)
2025.10.30掲載

片麻痺肩関節痛への新しいリハビリの視点

<早期割引中>
《2026年1月8日》13:00までのお申し込みで2,200円OFF
こちらのwebセミナー税込8,800円で受け付けております。
《1月8日 13:00》までのお申し込みにて2,200円OFFでご受講いただけます。

肩関節の症状は、頚部、体幹、呼吸、疼痛管理などの知識と技術で改善できるケースがあります。



■原因が複雑な片麻痺患者の肩関節症状
担当している片麻痺患者さんが、
・肩関節亜脱臼
・常に生じている肩関節の痛み
で麻痺側の肩をさすっている場面を目にしたことはありませんか?

その辛そうな表情を見て「なんとかしたい」と思われたことは多いと思います。
弛緩性麻痺、痙性麻痺、ポジショニング不良などが原因として考えられますが、複雑に絡み合った原因は多岐に渡り、正確に把握するのは困難と言われます。

そして発生頻度は比較的高い症状なので、臨床で対応を求められることも多く、あなたは苦手意識を持っているかもしれません。
三角巾、アームスリングなどを装着して麻痺側上肢を保護する手段が取られますが「改善しているようには見えない」と感じていませんか?
そうは言っても、他に何をしたらいいのか困ってしまうことも多いことでしょう。


■痛みの訴えに対して「仕方ない」と諦めていませんか?
麻痺側の肩関節の痛みはADLを制限します。
更衣動作はもちろん、歩行時に麻痺側上肢が揺れることでも痛みが増します。
こういった痛みの存在はリハビリプログラムにおける運動学習の妨げになります。
痛みそのものと、リハビリがうまく進まないことで患者さん本人は心理的苦痛を感じてしまい、睡眠障害につながるケースもあるでしょう。

これでは悪循環です。
麻痺側肩関節の痛みについて原因が整理できず、次第に「片麻痺だから仕方ない」と諦めていませんか?
そして「なんとなく」行うアプローチが続けば、問題解決に向かわないだけでなく悪化させてしまうこともあります。
「なんとなく行うリハビリ」で失っているものは、「患者さんの回復のきっかけ」と「あなたの自信」です。


■知識とテクニックは組み合わせが大事
脳血管疾患によって起きている片麻痺患者さんの肩関節の症状を、単純な運動器の問題として捉えるのは無理があります。
構造的な関節不安定性、筋の異常な高緊張状態または低緊張状態が混在しているからです。
しかし、運動器へのアプローチは意味がないことでしょうか?

筋骨格系へのアプローチは運動パターンを再学習するための準備として有効です。
モビライゼーション、ROM ex、ポジショニングはそれ単体としては効果が得られにくいかもしれませんが、組み合わせによって結果が変わります。
局所的なアプローチを「なんとなく」繰り返すのではなく、視野を広げてアプローチを組み合わせることで効果に結びつけていきます。


■視野の広い人とそうじゃない人の違い
この両者の違いを説明するのは簡単ではありません。
違いを挙げるとすれば
・麻痺や痛みの病態を知っている
・関節構造を知っている
・それらの知識を組み合わせられる
になります。

上記のようなことを知らない場合、
脳血管疾患によって麻痺が起きているのだから肩関節の痛みは仕方がない。
そう感じる人もいることでしょう。

しかし、視野を広げたアプローチを身につけて実践することで、諦めなくて済む瞬間が訪れます。
肩関節の症状だからと肩関節だけを見るのではなく、頚部、体幹、呼吸、疼痛管理などの知識を組み合わせて「その人全体」へアプローチできれば、行き詰まっていたリハビリが進み出す糸口になります。

うずくまるようにして肩を抑えていた患者さんの姿が、前向きにリハビリに取り組んでいる姿に変化した時、あなたは患者さんから信頼され自信が身につくことでしょう。
そのアプローチを学ぶのがこのオンライン講座です。

片麻痺だから、、、と決まりきったアプローチをしてしまいがちな人。
肩関節の訴えだから、、、と運動器疾患のアプローチを選択してしまう人。
は、持っている知識の整理がされて、その知識の組み合わせ方がわかるようになります。
何よりも「今、目の前の患者さんの訴えをなんとかしたい」と強く思う方に受講をお勧めします。

■講義内容の詳細
このオンラインセミナーはリハカレでもおなじみ石田先生(OT)の講義です。
運動器リハビリ、脳血管リハビリの両方を専門的に経験してきた石田先生の講義が、きっとあなたの苦手意識を解消してくれることでしょう。
その結果、あなたは脳卒中片麻痺患者さんの肩関節の痛みを改善に導けるようになります。

詳しい講義内容は、、、

第1回:2026年 1月29日(木)20:00〜21:00
片麻痺の”常識”を捉え直す
・なぜ、脳卒中後の肩は痛むのか?
・亜脱臼=肩関節痛、ではない?過去の報告から学ぶ痛みの原因
・痛みの正体:肩甲骨周囲の緊張異常とインピンジメント
・なぜ片麻痺患者は「内旋位」をとりやすいのか?
・一般的な肩の痛みの解釈
・痛みの分類(総合的)
・肩関節それぞれの痛みに関しての捉え方とアプローチ選定

第2回:2026年 2月12日(木)20:00〜21:00
「肩の問題は、肩だけでは解決しない」実際の介入方法

・肩甲帯の安定と「外腹斜筋」の知られざる関係
・肩の屈曲を妨げる「骨盤」と「大腰筋」の機能不全
・患者さんの「気づき」を促す関わり方と自主トレ指導のコツ
・症例紹介:介入初期から2ヶ月後までの変化とアプローチの変遷
・アプローチの詳細
・キネシオロジーテープの使い方 脳血管障害での適応

管理No:100901閲覧回数:245回この情報を印刷する

研修会詳細

主催
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
開催日時
第1回:2026年1月 29日 木曜日 20:00~21:00
第2回:2026年2月12日 木曜日 20:00~21:00


*質疑応答とアンケート回答の時間を含みます。終了時間は余裕を持ってご参加ください。
*受講者には当日の収録動画を、1週間後からご視聴いただけるように配信いたします。(1ヶ月限定)
当日の参加が難しい場合もご安心ください。
視聴・
支払方法
講師
費用
定価8,800円税込(1月8日 13:00までのお申し込みにて2,200円オフでご受講いただけます)
定員
450名
対象
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
ホームページ
https://seminar.rehacollege.com/p/gX9kEEWs50fR/BTQVlYwxrDLg?tid=POS

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