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学会研修会

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2025.11.14掲載

(全2回)高次脳機能障害のADL・IADLに対するリハビリテーション〜「できる」を探し、「できる」を育てる作業療法戦略~ 講師:東 泰弘先生

※2週間アーカイブ配信あり【エビデンスから実際の症例を通じた思考プロセスまでを学ぶことができる】

【受講者の声】

(OT20年目:満足度10/10点)
できるを探すこと、まさにこれがリハビリだと再認識できたこと、苦手意識があった高次脳機能障害へのアプローチについて、障害のきたし方がよりわかりやすく、実践的な分析の仕方に触れて、前向きにアプローチができそうだと実感できましたっ!

(OT3年目:満足度9/10点)
高次脳機能障害とADLを関連づけた勉強会があまりなく、とても興味深かったです。高次脳機能障害で病態失認のある方に、動画だけでなく自己採点してもらうことでフィードバックする、という方法は思いついていなかったので勉強になりました。

(OT14年目:満足度10/10点)
何が原因でその動作ができないかを明確にすることの重要性を改めて考えられました。またOT、セラピストとしてできることを探し育てることが自分達のできることというのはとても誇らしいことだと感じました。

ーーーーーーー

◇こんな悩みを持つ方にオススメ
✅脳の機能解剖が理解できていない
✅高次脳機能障害にリハビリが苦手
✅観察結果を評価・治療に繋げられない
✅症例毎に適した課題設定が行えていない
✅ADL・IADLの評価がうまくできない

ーーーーーーー

【ADL・IADLをどう診て支援するか】

「検査では問題なさそうなのに、なぜADLが自立しないのか...」
「訓練では上手くできるのに、生活場面では全くできない...」

高次脳機能障害を持つ患者様の支援において、こうした悩みを抱えていませんか?

脳卒中治療ガイドライン2015・2021では、重要な指摘がなされています。

「半側空間無視や注意障害に対する認知リハビリテーションは、機能の改善をもたらすが、その長期効果やADLへの般化は十分な根拠がない」

「無視そのものの改善を図る訓練で日常機能の改善をめざすよりも、ADL訓練そのものの方が効果的である」


つまり、

特定の認知機能訓練を実施しても、ADLにまで般化するかは分からない

ということです。

だからこそ今、実際のADL・IADLを評価し、どのような高次脳機能障害がその自立度を妨げているのかを評価した上で、直接的に介入する方法が求められています。


【このセミナーで学べること~「できる」を探す作業療法戦略~】

✅脳卒中ガイドラインから見るエビデンス
半側空間無視、記憶障害、注意障害、失行、遂行機能障害のエビデンスを徹底解説。
なぜ要素的訓練だけではADLが改善しないのかに迫ります。

✅ADL観察から高次脳機能障害を評価する
A-ONE(ADL-focused Occupation-based Neurobehavioral Evaluation)をはじめとする観察型評価法を紹介。
「診断的な情報」ではなく「質的な情報」を得る視点を提供します。

✅ADL遂行時の脳機能の働きを理解する
認知→評価→行動の計画→運動プログラム→運動→監視という一連の流れについて、それぞれの段階で障害が起きるとどのような現象が生じるのかを解説。インシュリン自己管理を事例などをピックアップし、脳機能の階層構造を実践的に学びます。

✅脳機能に着目した評価から介入へ
どの段階(認知・評価・計画・プログラム・監視)でエラーが起きているのかを分析し、行動の計画と運動プログラムの違いを理解します。

✅応用行動分析学的アプローチ
ABC分析(先行刺激・行動・後続刺激)によるADL訓練の最適化や行動形成法(シェイピング)と行動連鎖化(順方向・逆方向)などをケースを交えて徹底解説します。

✅トイレ動作の評価と支援の実践
トイレ動作のどこが未自立か、何が原因で未自立かなど、回復的・代償的・習得的アプローチの使い分けや具体的な環境設定と段階づけの方法などについての支援方法を症例を通してお伝えします。

ーーーーーーー

■講義内容
◇脳卒中ガイドラインからみた評価と支援
・半側空間無視に対するリハビリの方法とエビデンス
・記憶障害に対するリハビリの方法とエビデンス
・注意障害、遂行機能障害に対するリハビリの方法とエビデンス

◇ADL遂行時の脳のリハビリテーション
・特定のADLが困難な人の評価と介入
・認知と随意運動の関係
・前頭前野の働き

◇ADL・IADL観察の仕方
・インシュリン自己管理例で考えてみよう
・行動の計画と運動プログラムの違い
・監視と修正

◇観察から支援に繋ぐ方法 
・どの段階でエラーが起きているのか?
・トイレ動作を分析的に見て科学的に介入する
・機能訓練時も応用行動分析学的に

など多数

ーーーーーーー

■講師紹介

講師:東泰弘先生(森ノ宮医療大学 保健医療学部 講師 作業療法士)

◇職歴
2011年 大阪府立大学 総合リハビリテーション学部 卒業
2011年 有隣会 東大阪病院 入職
2017年 篤友会 関西リハビリテーション病院 入職
2019年 大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学研究科 博士後期課程 修了 博士(保健学)
2019年 森ノ宮医療大学 保健医療学部 講師

◇著作等
・Yasuhiro Higashi, Shinichi Takabatake, Asako Matsubara, Koji Nishikawa, Toshikatsu Kaneda, Kazuyo Nakaoka, Yuta Somei, Guðrún Árnadóttir: Neurobehavioral Impairment Scale of the A-ONE J: Rasch analysis and concurrent validation. Asian Journal of Occupational Therapy, in press
・東泰弘:認知症に関わるスウェーデンの作業療法の検討―質問紙調査を通して―.発達人間学論叢 (25), pp.55-68
・東泰弘、高畑進一、兼田敏克、中岡和代、石原充:古典的テスト理論による日本版ADL-focused Occupation-based Neurobehavioral Evaluation (A-ONE)の信頼性と妥当性の検討、作業療法40(2), pp.214-224, 2021
・東泰弘:脳卒中患者におけるトイレ動作の評価法について、BIO Clinica 35(14), pp.40-43, 2020
・東泰弘、松原麻子:脳画像情報を作業療法に活かす2 最新のADL評価、作業療法ジャーナル(2), pp.146-152, 2020
・Yasuhiro Higashi, Shinichi Takabatake, Asako Matsubara, Koji Nishikawa, Hiroto Shigeta, Guðrún Árnadóttir: Reliability and validity of the Japanese version of the ADL-focused Occupation-based Neurobehavioural Evaluation (A-ONE J): Applying Rasch analysis methods. Hong Kong Journal of Occupational Therapy, 32(1), pp.32-40, 2019

管理No:101114閲覧回数:330回この情報を印刷する

研修会資料

研修会詳細

主催
一般社団法人セラピストフォーライフ
開催日時
第1回:2026/2/8(日)10時〜12時(受付9:30)/第2回:2026/2/8(日)13時〜15時(受付12:30)
※2回セットでの料金です。個別申込みはできませんのでご注意下さい
視聴・
支払方法
講師
東 泰弘先生(森ノ宮医療大学 保健医療学部 講師 作業療法士)
費用
メルマガ会員:6,000円 
※2回セットでの料金となります。個別でのお申込みはできませんのでご注意下さい
定員
100名
対象
学びたい方なら職種は問いません
ホームページ
https://higasi-adl-260208.peatix.com

お問い合わせ・お申し込み

申し込み方法はHPで詳細をご覧になってください。

HPからの問い合わせや申し込みへの返答が無かった場合は、迷惑フォルダを後確認ください。メールが届いてなかった場合は、なんらかのトラブルが考えられます。その場合には下記へご連絡ください。
sdream8@gmail.com

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