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アンコール開催【宮武和馬先生・河端将司先生・宮田徹先生・齊藤正佳先生】 末梢神経を軸にした運動器診療ー医師とPTが協力した理想の治療へー(特別イベント)
【待望のアンコール配信】”末梢神経”に着眼点を置いた評価治療法を学ぶ
近年、筋・筋腹による評価治療方法は理学療法の可能性を拡げました。
たしかに、筋・筋膜滑走は非常に重要です。
臨床現場ではいろんな病態に遭遇します。
疼痛を評価・治療する時には、筋膜滑走を意識しなきゃいけない、皮下の滑走を意識しなきゃいけない などたくさんあります。
ただ、全部が全部そういうわけではありません。
『小円筋の滑走が悪い。』
『胸腰筋膜の滑走が悪い。』
こういう病態から安直に「筋・筋膜」という言葉が出てきますが、安易な筋・筋膜の滑走不全は一度立ち止まって、考え直した方が良いかもしれません。
”無意識的に無視された”理学療法における末梢神経の世界。
これについて、今回は4名の先生に講演いただきます。
《第1部:超音波診療から紐解く痛みの考え方(宮武 和馬先生)》
運動器のリハビリテーションにおいて、医師とPTが協力することは必須です。
特に難しい疼痛であればあるほど、医師だけやPTだけでは治すことができません。 そこで、まずは痛みの種類について再度整理する必要があります。 いわゆる炎症を伴 い、侵害受容器が痛みを感知する侵害受容性疼痛。 末梢神経などの神経が直接痛みを 感知する神経障害性疼痛。 脳が関与してくる痛覚変調性疼痛。 患者さんの痛みがどれ にあてはまるのか、 しっかりと分けて考えながら治療しているでしょうか。
特に神経障害疼痛は画像診断が難く、 一見何の痛みかわからない痛みに多く隠れてい ます。 筋力や感覚障害を細かく診察し、 どこの神経が障害されているか診断・評価で きれば、超音波ガイド下に治療(ハイドロリリース 理学療法)することで劇的な改善が見込めます。
まずは医師の立場で痛みの解釈と対応についてお話しさせていただければと思います。
【セミナー内容】
侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・痛覚変調性疼痛の見分け方を簡単に説明します。 また、ハイドロリリースを行う基準や、ハイドロリリース後の理学療法など
一歩先の診療についてお話しします。 明日からの診療にすぐに役立つ内容になってい ます。
【到達目標】
①痛みを侵害受容性疼痛・神経障害疼痛・痛覚変調性疼痛にわけて考える。
②神経障害性疼痛や神経由来の機能不全があることを理解する。
③超音波での末梢神経のみえ方を理解する。
《第2部:末梢神経を軸にした肩関節リハビリテーション(河端 将司先生)》
【講演概要】
肩関節のリハビリテーションでは、何が痛いのかを理解した上で、 なぜそのような状態に 至ったのか、どこの動きが症状を増悪させているのか、これらを考えて運動療法を展開する必要があります。
肩関節は、肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節によって自由度の高い運動が可能です。
この自由度があるから”なんとかやれる"利点もある一方で、 代償動作に隠された真の問題点を見極められない難しさがあると思います。
関節可動域制限や筋力低下だけで推論するのではなく、末梢神経由来の機能不全を理解することで、問題解決の近道になると思います。どのようにして末梢神経を軸に考えるのか、肩関節機能障害の評価と治療について、 医師と理学療法士の連携を含めてお話させていただきます。
【セミナー内容】
肩関節の評価 (痛み、 筋力、可動域、感覚)を末梢神経を軸に統合解釈する方法を説明します。関節の軸回転運動を誘導するために必要な運動療法のポイントを紹介します。
【到達目標】
①肩関節周囲の末梢神経の走行を理解し、それに関連した機能不全の特徴が理解できる。
②超音波を使用する場所や使用するタイミングを把握する。
③運動療法で効果を出すための手順や手技が理解できる。
《第3部:末梢神経を軸にした膝関節リハビリテーション(宮田 徹先生)》
【講演概要】
膝関節周囲の疼痛を考えた場合、 炎症を伴う侵害受容性の疼痛を訴える方は多いと思います。このような疼痛では医師は抗炎症を、理学療法士は疼痛部への負荷を軽減させることで効果的な連携を図ることができます。一方で、 画像検査で判別のしにくい膝関節周囲の疼痛も多く、 対応に苦慮します。
このような患者の訴えに注意深く耳を傾けると末梢神経の走行に沿っていると感じます。 末梢神経が疼痛に関与し、リハビリテーションの対象となるという視点ができ、医師と協力して疼痛治療が行えるようになってきました。
今回は、膝関節周囲の疼痛に対して、末梢神経を軸にしてどのように評価して治療するかをお話しさせていただきます。
【セミナー内容】
膝関節周囲の疼痛に対して、 末梢神経を軸としたリハビリテーションを、症例報告を中心にお話しします。
【到達目標】
・関節周囲の末梢神経走行を理解する。
・膝関節周囲の末梢神経が問題となる疼痛評価と治療を理解する。
《第4部:末梢神経を軸にした殿部のリハビリテーション(齊藤 正佳先生)》
【講演概要】
日々の臨床で多々遭遇する殿部痛において、 効果的・効率的に理学療法を進めるためには早期の病態把握が必須です。
しかしながら、 各身体所見が陽性となるものの、画像からは異常所見を認めないと、 殿部 痛の病態を把握しづらくなります。 また、 殿部周辺にも痛みを訴え、隣接関節の機能障害や機能低下を認めると、 さらに病態把握は難しくなります。 この様な場合、 何が痛いか、 そして、 何が機能の障害や低下を引き起こしているかを考えると、一見、 関連がないように思える痛みなどの訴えや各々の所見には、 末梢神経障害により引き起こされるていることが多くあります。 また、 末梢神経障害を痛みの中心に据えることで、各々の所見が関連しあっていることにも気付かされます。
そのため、画像からでは明らかでない病態を把握するためには、 先ず何が痛いかを見つけ出すことが重要であり、 何が痛いかがわかれば、 行うべき運動療法は必然的に決まります。 また、我々セラピストだけで何が痛いかを考えるよりも、医師とタッグを組むことで、痛みの理解は圧倒的に早く、 治療も急速に展開できます。
そのためには、共通言語としての解剖学的用語、 共通画像としての超音波画像は欠かすこ とができず、これらを使用した上で病態を共有することが極めて重要です。本講演では、末梢神経障害による殿部痛に対して、 機能解剖学を基にした身体所見、 および運動療法について、 実際の患者さんを通して紹介します。
【セミナー内容】
末梢神経障害による殿部痛を中心に、 殿部痛の評価・理学療法についてお話します。 殿部を走行・支配する各々の神経障害に起因した痛みや障害を、 伸長 (張) テスト、筋 (出) 力検査、感覚検査、圧痛検査などから障害部位を特定する手順 (考え方)、および 運動療法を紹介します。 翌日からの臨床ですぐに使える内容です。
【到達目標】
①画像上、明確な病態が見つからずとも訴える痛みは、末梢神経による痛みとして捉え、 機能障害・低下を認めた場合、 末梢神経障害に起因したものと捉えられるようになること。
②末梢神経障害に対する評価・運動療法の方法を知ること。
土台にして、軸となる足関節拘縮について、超音波画像で可視化された拘縮病態を深堀りした新時代の理学療法評価と運動療法を著者の村野勇先生(理学療法士/土浦協同病院)が解説しています。
<書籍と連動した、足関節リハに必須の知識を網羅>
【TOPIX】
・皮膚性拘縮の考え方
・伸筋支帯が関与する拘縮
・屈筋支帯が関与する拘縮
・腓骨筋支帯が関与する拘縮
【実技映像】
①皮膚性拘縮
・伸筋支帯の評価・触診書籍(136p、137p、図4-14、図4-15から解説)
・伸筋支帯癒着部の運動療法書籍(140p、141p、図4-19、図4-20から解説)
②筋性拘縮
■4章
・前脛骨筋の滑走操作(書籍146p、図4-26から解説)
・長母趾伸筋の滑走操作(書籍150p、図4-30から解説)
・第3腓骨筋の滑走操作(書籍157p、図4-40から解説)
■5章
・長母趾屈筋の滑走操作(書籍216p、217p、図5-46、47、48から解説)
・後脛骨筋の滑走操作(書籍229p、図5-62から解説)
・長趾屈筋の滑走操作(書籍223p、図5-55 から解説)
<1ヶ月の配信期間で何度も視聴することができる!>
このイベントでは、配信期間中(2024年9月1〜30日 )は何度でも視聴することができます。約3時間のボリューム満点の本映像には臨床のヒントが盛りだくさんです。配信期間中に本映像によるインプットと、臨床でのアウトプットを繰り返すことで、足関節拘縮へのアプローチのレベルがどんどん上がってくるはずです。
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