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New オンライン(WEB): 2024.11.29掲載

アンコール開催【赤羽根良和先生】私の考える膝関節疾患の見方と理学療法2023

下腿外旋 ✕ カウンタームーブメントの世界
最近では、下腿外旋が
膝内側痛や足部・足関節の痛みと
密接に関係していることが報告されています。

しかし、
肝心の下腿外旋の治療方法については
あまり触れられていない現状があります。

今回のセミナーでは、講師である赤羽根先生が、
下腿外旋の動きが矢状面状や前額面状などの
複合運動によって生じる回旋運動であることを解説します。

特に、膝関節・足関節痛と密接な関係がある
水平面状の回旋に焦点を当て、
そのメカニズムを詳しく説明します。

赤羽根先生は、回旋の運動連鎖の法則として、
クラインフォーゲルバッハの運動学で述べられている
カウンタームーブメントを応用しているそうです。

赤羽根先生の解釈によれば、
回旋は隣接関節間でカウンター（逆回旋）が起こる特徴があります。

つまり、カウンタームーブメントは反対の動きを意味し、
例えば膝関節に対して隣接する骨盤が対側の回旋量低下すると、
膝関節への負担が増大するとされています。

このように、
痛みの組織の隣接関節の対側の回旋が
重要であることを述べています。

ただ理論を理解しただけでは、
実臨床での評価に悩むこともあるでしょう。

そこで今回のセミナーでは、
赤羽根先生の臨床映像２例を通じて、
理論を具体的なケースに基づいて解説します。

この機会に水平面状の回旋の理論と
臨床での評価方法について学びましょう。

概要
これまで、園部先生と共に膝関節・足関節をテーマにしたコラボセミナーを開催してきました。これまでの講演では、私は主に組織学に焦点を当てた講演テーマをお話ししてまいりましたが、園部先生とのコラボセミナーを通じて、運動連鎖と力学論の考え方から多くの知識を得る機会がありました。
この学びを臨床現場で活用し、膝関節痛の改善に向けて運動連鎖と力学論を応用し実践してまいりました。その結果、2023年のコラボセミナーでは、膝関節痛を改善するために必要な運動連鎖と力学論の考え方に焦点を当て、その重要性についてお伝えしたいと思います。

本講演では、実際の臨床ケースを通じて、私がどのように運動連鎖と力学論を考え、実践しているかについて詳しくご紹介します。
膝関節痛の改善には、組織論だけでなく、アライメントと力学論の考え方も不可欠です。

そこで、今回の講演では、膝関節の痛みを一時的に解消することができても、再発が頻繁に起こるとお悩みの方々に、この考え方とアプローチをお勧めいたします。臨床現場での実践例を交えながら、力学論を活用したアプローチについて詳しくお話しいたします。膝関節痛の改善に向けて新たな視点を提供し、皆さまの臨床実践に役立つ情報を共有できればと考えております。