在宅生活の継続には「入浴動作」と「排泄動作」の自立が欠かせません。

医療機関から自宅へ戻る方が増え、地域でも在宅療養患者・居住系高齢者施設の利用者が年々増加しています。

その結果、在宅リハビリテーションにおける生活支援の重要性がこれまで以上に高まっています。

在宅生活を続ける上で大きな壁となるのが、「入浴動作の困難」 と 「排泄動作の困難」 です。

これらの動作が自立しない、あるいは介助量が増えると、家族の介護負担が一気に高まり、最終的に「在宅生活を維持できない」というケースが後を絶ちません。

近年は、通所リハビリテーションや通所介護などの通所系サービスでも、入浴の評価と自立支援が義務的に求められる時代になっています。

そのため、在宅生活を支えるリハビリテーション専門職・介護職・看護職は、入浴動作・排泄動作の観察、評価、アプローチの知識とスキルを身につけておくことが極めて重要です。

本セミナーは、在宅リハビリテーション・ケアスクール登録講師の波野優貴先生（理学療法士）が担当します。

波野先生には、以下の視点から、在宅で実際に必要となる内容を体系的にご解説いただきます。

入浴動作・排泄動作に必要な心身機能
自立支援につながる福祉用具の選定ポイント
安全な介助方法とリスク管理

今回のセミナー内容は、
「リハビリテーション職種の在宅リハビリ・ケア」（株式会社CBR／2020年）」の実践知
に基づき編集されています。

セミナー内容
1）入浴動作の基礎知識と評価方法
2）入浴動作のアプローチ
3）排泄動作の基礎知識と評価方法
4）排泄動作のアプローチ

参加者の声
「入浴と排泄の動作分析がとても分かりやすかった。明日からの訪問リハビリで具体的に使える内容だった」（訪問リハ PT）

「通所介護で入浴評価の質を上げたいと感じて受講。福祉用具や環境設定の解説が実践的で役立った」（通所介護 管理者）

「家族介護負担の軽減につながる視点が多く、ケアマネとして支援に活かせる内容だった」（ケアマネジャー）

「排泄動作の分解評価がとても体系化されていて理解しやすい」（通所リハ OT）

入浴・排泄は、在宅生活の継続を左右する最重要ADLです。

通所リハビリ・通所介護・訪問リハ・施設系サービスのいずれでも、自立支援の中核となる評価・アプローチが求められています。

本セミナーは、在宅リハビリテーションの現場で即活用できる知識と技術を、専門講師が分かりやすく解説する実践型プログラムです。

在宅支援の質を高めたい方には、ぜひご参加いただきたい内容です。

講師
波野優貴先生
理学療法士
福祉用具プランナー管理指導者
シーティングコンサルタント
勤務先
◯SOMPOケア株式会社
◯大阪府立大学　非常勤講師
福祉用具論の一部を担当