被災地で、発達障害児・者に対応する一般の方が支援に関わる際の工夫を
発達障害情報センターホームページで公表しました。発達障害のある人は、見た目では障害があるようには見えないことも少なくありませんが、発達障害者にとっては日常生活の変化が想像以上に苦手な場合が多く不安になって奇妙な行動をしたり、働きかけに強い抵抗を示すことも少なくありません。また、大勢の人がいる環境にいることが苦痛で避難所の中にいられないことも多く
発達障害情報センターホームページでは発達障害についてその特徴を理解していただき対応を工夫して欲しいと説明しています。
■避難所での支援に携わる方 (内容抜粋:詳細は
発達障害情報センターホームページをご覧ください。)
発達障害児・者に対応する関わり方の工夫
1)発達障害のある人への対応には、コツが必要。
ご家族など本人の状態をよくわかっている人が近くにいる場合はかかわり方を確認。
2)具体的な指示、時間を過ごせるものの提供、スケジュールや場所の変更等を具体的に伝える。
「このシート(場所)に座ってください。」○ (×:「そっちへ行っては駄目」)
3)発達障害は感覚の刺激に想像以上に過敏であったり鈍感である場合が多い、
説明の仕方や居場所の配慮、健康状態のチェックには一工夫をしてほしい。
(対応例)文字や絵、実物を使って目に見える形での説明や、簡潔・穏やかな声での話しかけ。
(対応例)部屋の角や別室、テントの使用など、個別空間の保証をしてあげる。
(対応例)怪我などしていないか、本人の言葉だけでなく、身体状況を一通りよく見る。
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発達障害情報センターホームページ
■関連ホームページ
社団法人 日本自閉症協会 自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ-(PDF版)