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2013.09.21

急激に増えるデイサービスに待った!重度化予防に効果のある給付へ!?

急激に増えるデイサービスに次期改定で大幅見直し!?
平成24年度末現在、デイサービス(通所介護)の利用者は、約160万人となり平成13年度の約2.5倍の増加。費用額も平成24年度の通所介護(介護予防含む)は約1.4兆円となり平成13年度の約3.7倍と同じく大きく増加している。次期介護保険改定ではデイサービスは大幅な見直しが予測される。

通所介護の請求事業所数

通所介護の事業内容を類型化し、介護報酬にメリハリ!重度化予防に効果のある給付へ
デイサービス(通所介護)は事業内容の自由度が高く、機能訓練に重点を置いたもの、レスパイト中心のもの、サービス提供時間の長短、事業所の規模など、様々なサービス提供の実態がある。厚生労働省は9月18日の介護保険部会で、通所介護の事業内容を類型化し、それに応じて介護報酬にメリハリをつけることを検討することが示された。どのような内容で介護報酬の差別化を図るか不明であり、今後の議論に注目するところであるが、既に社会保障制度改革国民会議において、デイサービスについては、重度化予防に効果のある給付への重点化を図る必要があろうと示されている。筆者としては重度化予防の充実を図る理学療法士や作業療法士等のリハビリ専門職の人員配置基準の整備等も期待したい。

小規模デイサービスは「地域密着型サービス」へ お泊りデイサービスを適正化
なお、小規模デイサービスについては、市町村が指定・監督する「地域密着型サービス」へと移行し事業参入へ抑制をかける方針が示された。また、デイサービスが自主事業で宿泊サービスを提供する形態(いわゆる「お泊まりデイサービス」)についても、泊まりの環境が十分でない等の問題点も指摘し、お泊りデイサービスの適正化を図ることも示されている。

記:理学療法士 友清直樹(ともきよなおき)

参考サイト
社会保障審議会介護保険部会(第48回) :在宅サービスについて

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