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学会研修会

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2024.04.22掲載

私が考える肩甲骨マルアライメントとScapular dyskinesis

皆様は、肩関節を診る時に何を大切していますか!?

私は、肩関節疾患の患者様を診る上で最も大切にしていることは『求心性を獲得するこ
と』と考えています!

肩関節は、主に肩甲上腕関節の問題と肩甲胸郭関節の問題で求心性が逸脱することで疼痛を惹起するため、臨床では非常に難しい関節とされています。

前回は、肩関節可動性を獲得するために必要な隣接関節(胸鎖関節、胸椎、胸郭)と呼吸から診た全身的な評価と治療を紹介させていただきました。

上記を理解した上でさらに重要となってくる関節が肩甲胸郭関節となります。

私は、肩関節を診る上で肩甲骨のマルアライメントや運動異常(Scapular dyskinesis)を理解することで飛躍的に治療成績が良くなりました。

今回この二つのテーマについて詳しくお話したいと思います。

肩甲骨のマルアライメントの多くは、筋のスパズムや拘縮を主体とした小胸筋、前鋸筋
上部線維、肩甲挙筋、菱形筋、CJTが関与していることが多いとされています。

今回はマルアライメントに多い4つのパターンを紹介し、特徴的な筋群の解剖からエコーガイド下治療までを紹介したいと思います。

次にScapular dyskinesisは、肩甲骨の「dys:異常」+「kinesis:運動」であり、「肩甲骨の運動異常」と訳されます。

肩甲骨の位置や運動に異常が生じると肩峰下スペースの狭小化が生じ、肩峰下インピンジメントによる腱板への圧縮応力が高まります。

その結果、肩関節周囲炎や腱板断裂といった病変が発症するとされています。

Scapular dyskinesisの包括的分類評価としてComprehensive claciffication testが報告されています。

今回これらのチェック項目を紹介したいと思います。

これまで、「スポーツ整形・関節外科センター」を立ち上げている専門病院で、肩関節
のリーダーとして多くの患者様を沢山笑顔にしてきました。

肩関節の全体像の捉え方を通して私が行っている考え、評価・治療をリモートで紹介しますので明日の臨床から使える内容となっています。

運動器認定理学療法士の有資格者は肩関節に対してどのような評価をし、治療展開をしているのでしょうか?

ぜひ参加してみてください。きっと明日から患者様を診る目が変わりますよ!!

1 肩関節を診る上でもっと大切なことって!?

2 肩甲骨のマルアライメントとインピンジメントについて
臨床場面でのアライメントチェック動画

3 肩甲骨マルアライメントと4つのバターンって>

4 小胸筋、前鋸筋上部線維、菱形筋、肩甲挙筋は肩甲骨マルアライメントを招く?

5 Scapular dyskinesis(肩甲骨運動異常)って!?

6 Scapular dyskinesisの包括的分類評価(Comprehensive claciffication test)の紹介
4つのバターンとミックスタイプを観察してみよう!

7 実際の患者様の肩甲骨運動異常を見抜け!!

8 Comprehensive claciffication testの4つのバターンと僧帽筋上部・下部・前鋸筋との関係ってどうなっている?

9 肩甲帯の固定と非固定の評価を考えよう 
Scapular assistance test(SAT)とScapular retraction test(SRT)を知ろう!

10 肩甲骨後傾の感覚入力(僧帽筋中下部線維)を意識したトレーニング紹介
(実際の患者様の治療動画)

11 肩甲帯機能を高める自主トレ紹介

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研修会資料

研修会詳細

主催
HIPs[ヒップス] Health & Care Innovation Partners
開催日時
2024年5月17日(金)21:00〜23:00
視聴・
支払方法
講師
久須美雄矢
費用
1000円
定員
50名
対象
理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、トレーナーなど身体に関わる方
ホームページ
https://online-shishow.com/seminars/112

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