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関節機能障害研究会

 当研究会は、「 疼痛や拘縮などの機能障害を有する対象者に対して、原因を解釈し、原因に沿った治療を行えるセラピストを一人でも多く育てる。 」を目的としています。
 当たり前の事に様に思えますが、これを適切に行えるセラピストがどれだけいるでしょうか?我々、セラピストは患者さんを選ぶ事が出来ますが、患者さんはセラピストを選ぶ事は出来ません。また、入院患者さんは、他の病院やクリニックでどの様な治療が行われているのかも分かりません。治療が上手くいかず、治療成績があがらなくても患者さんはその成績が良かったのか、悪かったのかすらも分からないとも言えます。 つまり、患者さんにとって非常に不利な状況と言えます。
 ここ数年、 OT・PT 人数は増え続けています。世間の認知度が高まり職場での地位が確立されれば、日常臨床業務は行い易くなると思います。しかし、人数が増えた事により、治療に対する技術・知識は低下しているという事も事実です。「なぜこの症例は良くならないのか?」「自分は何が足りないのか?」これを考え続けないと成績はあがっていきません。
 当研究会の基盤は、解剖学と生理学です。色々な治療手技があるとは思いますが、どの手技においても解剖・生理学の知識は、切っても切る事は出来ないと思います。これらの知識を持って、治療手技を用いる事は問題ないと思います。しかし、それら知識が無いまま治療手技のみを実践しようとすれば、すぐに壁に当たる事だと思います。反面、解剖・生理学の知識があれば、特別な治療手技が行えなくても良好な成績を出す事は十分可能だと思います。なぜなら、障害された組織の修復過程に応じて、適切な時期に適切な治療方法を選択する事が出来る様になるからです。リハを終了する日、胸を張って「 リハで改善させれる部分は、すべて引き出した 」と断言出来るセラピストが一人でも多く育つ様に当研究会は、取り組んでいきたいと考えます。

                   研究会代表世話役 中図 健

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