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日本ペインリリース研究会

本研究会はおもにコメディカルを対象として、医療・福祉・スポーツ領域で活用できるIDストレッチングと疼痛抑制法の普及を目的として平成14年に発足しました。以後、年１回の学術大会および各地区での技術講習会を中心として活動し、これまで3000名を超える先生方が参加して頂いています。
　痛みの研究は「運動器の10年世界運動」およびアメリカ議会が決議した「痛みの10年Decade of Pain Control and Research」をきっかけとして、研究会発足当初に比べ飛躍的に発展してきています。特に、慢性痛のメカニズムの解明とともに、慢性痛に対する治療法は末梢のみならず中枢神経系へのアプローチが不可欠になっています。さらには中枢神経系が効果器である筋にも変化を与えることを考慮する必要があります。
　一方で、筋緊張異常がめまいや嚥下障害の誘因となりQOLの低下を引き起こしていると考えられる高齢者を多く見受けます。本研究会で推進してきた軟部組織へのアプローチがめまいや嚥下障害の改善にも貢献できると考えています。
　本研究会の講習会では、筋緊張の異常や痛みを訴える患者様を目の前にしたときに、コメディカルとして必要と思われる基礎的知識ならびに治療法の生理学的背景などを中心とした講義と個別的な筋触診とストレッチングを中心とした演習を部位別に行っています。
　効果器であり感覚器でもある筋へのアプローチが中枢神経系に与える影響について、まだまだ解明されていない現状ですが、研究会を中心として研究の推進とともに、エビデンスに基づいた治療法を推進していきます。

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http://www.ssjpr-team.com/

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