脳卒中片麻痺患者などの起居・移動動作において、体幹機能の重要性が指摘されて久しくなります。

しかし実際には、体幹機能を構成する筋群の作用を明確に理解しているセラピストは多くありません。

腹筋群、脊柱起立筋群といった包括的な表現に留まり、個別筋の機能や役割を十分に説明できないケースも少なくないのが現状です。

適切な評価や運動療法を実施するためには、体幹の各筋を正確に理解し、それぞれの筋がどのように姿勢や動作に寄与しているかを把握することが欠かせません。

特に多裂筋・最長筋・腸肋筋は、座位・立位・歩行といった日常生活動作において異なる作用を示す重要な筋群です。

本セミナーでは、関西医療大学の鈴木俊明先生を講師にお迎えし、これら3つの筋に焦点を当てて徹底的に解説していただきます。

脳卒中片麻痺患者の座位保持・立ち上がり・歩行の改善を目指すうえで、大きなヒントが得られる内容です。

【セミナー内容】
1）多裂筋・最長筋・腸肋筋の解剖学
2）多裂筋・最長筋・腸肋筋の機能
3）多裂筋・最長筋・腸肋筋の評価と運動療法

講師
鈴木俊明先生
理学療法士・博士
関西医療大学 副学長
関西理学療法学会 会長