理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト

PT-OT-ST.NET

学会研修会

New オフライン(対面)
2025.12.16掲載

視覚からの変化-痛み、筋緊張、姿勢

視覚が変われば、痛みも姿勢も、パフォーマンスも変わる

現代人の生活は劇的に変化しました。1日平均6時間以上のデジタルデバイス使用、80回以上のスマホチェック。私たちの眼は、本来の機能である「広い空間を捉える」ことを忘れ、手元の小さな画面にロックされ続けています。

その結果、何が起きているでしょうか? 単なる視力低下だけではありません。「空間認知の歪み」「自律神経の乱れ」「慢性的な疼痛」といった、筋骨格系のアプローチだけでは解決できない根深い問題が、クライアントの身体を蝕んでいます。


「なぜ、その痛みは繰り返されるのか?」


本コース(全4回)では、「神経眼科学」と「感覚統合」の視点からその答えを解き明かします。

トレーナーや治療家が、眼という「感覚器(センサー)」への介入を通じて、クライアントの不調を根本から解決するための「視覚療法(ビジョンセラピスト)」としての専門スキルを習得する、プロフェッショナルなプログラムです。


コース1・解剖・眼位・眼球運動

眼球運動から「脳・神経・頚部」の状態を読み解き、斜位を「数値化」する

本コースは、臨床現場でより精密な評価と考察を行うための「診断力(見立てる力)」を養うことに特化しています。 解剖学的な知識だけでなく、「左右どちらの脳にアプローチすべきか?」「自律神経の状態はどうか?」を眼から判断するためのロジックを学びます。



コース2・周辺視野に介入する緊張や痛みの抑制

「空間認知」を変えて、脳の防衛反応を解く

「マッサージをしても痛みが戻る」「姿勢指導をしても定着しない」。その原因は、筋肉ではなく、脳の「空間認知エラー」にあるかもしれません。

本コースでは、現代人に多い「中心視偏重(一点凝視)」の状態から、空間全体を捉える「周辺視」を取り戻すことで、脳が感じている恐怖や不安(防衛的緊張)を解除するアプローチを学びます。



コース3・体性感覚・前庭・視覚の協調

「ブレない軸」を作るための、3つの感覚統合システム

姿勢を制御しているのは、筋肉だけではありません。「目(視覚)」「耳(前庭覚)」「体(体性感覚)」の3つのセンサーからの情報が、脳内で正しく統合されて初めて、私たちは無意識に安定して立つことができます。

本コースでは、これら感覚システムの不一致(ミスマッチ)を解消し、「小脳」や「脳幹」レベルでの姿勢制御を書き換えるアプローチを学びます。



コース4・リラクゼーション(ダイナミック・スタティック)

「自律神経」と「視覚」をリンクさせ、脳から緊張を解く技術

「力を抜いて」と言っても抜けないのは、視覚性のストレスが自律神経(交感神経)を刺激し続けているからです。

本コースでは、スマホ社会特有の「近見反応」による過緊張を解き、静止状態(スタティック)だけでなく、動いている最中(ダイナミック)でもリラックス状態を維持するための「脳の再教育」を行います。

管理No:101619閲覧回数:33回この情報を印刷する

研修会資料

研修会詳細

主催
トリガーポイント
開催日時
コース1・解剖・眼位・眼球運動
6月6日(土)9:45~12:45

コース2・周辺視野に介入する緊張や痛みの抑制
6月6日(土)13:45~16:45

コース3・体性感覚・前庭・視覚の協調
6月7日(日)9:45~12:45

コース4・リラクゼーション(ダイナミック・スタティック)
6月7日(日) 13:45~16:45

コース1から順番に受講されることをお勧めしますが、単発でも受講いただけます。
開催地
〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町4丁目4番7号おおきに御堂筋瓦町ビル 大会議室
・地下鉄御堂筋線『本町駅』 下車2号出口 北へ徒歩3分
・地下鉄四つ橋線『本町駅』 下車25号出口 北へ徒歩8分
講師
後藤 玄
費用
各13200円
定員
20
対象
・理学療法士・作業療法士・柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
 → 身体機能への介入に視覚的観点を取り入れたい治療系専門職の方


・パーソナルトレーナー・アスレティックトレーナー
 → 動作の改善や姿勢コントロールに新たな視点を加えたい運動指導者


・視能訓練士・検眼士・眼鏡技術者など視覚専門職
 → 視機能を“身体と統合して考える”臨床応用を学びたい方


・スポーツ・リハビリテーション領域の研究者/教育者
 → 視覚・感覚統合・認知の実践理論を体系的に学びたい方
ホームページ
https://トリガーポイント.jp/vision_therapist/

お問い合わせ・お申し込み

このセミナー情報をシェアする
ページ上部へ戻る