主に脳血管疾患患者さんに生じる筋緊張異常は動作を困難にし、リハビリテーションの中で対応が必要となる症状の一つです。この筋緊張異常はさまざまな因子が関わって生じており、場合によってはなかなか思うような改善が得られない経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回の研修では、筋緊張異常に関しての理論的背景から評価、治療に関して、実症例を提示しながら解説しています。特に、動作中になぜ筋緊張異常が強くなるのかについて、フレームを用いて考えていきます。

基礎知識編①：筋緊張とはどのようなものか、どのようなメカニズムによって調整されているかを解剖・生理学の内容で説明しています。
基礎知識編②： 動作中に誘発される痙縮運動障害がどのような要因から生じるのか、その関連について解説しています。
評価編：基礎知識編で説明した内容をもとに、どのような評価を用いて筋緊張異常の評価を行うか、また解釈するかを説明しています。
実践編：実際の症例の動きから、どのように評価し、その内容を考え、治療につなげていくかを実際の動画を通じて解説しています。

特に回復期や維持期において、筋緊張異常は想定以上に変化してしまったり、なかなか改善につながらなかったりと、治療介入効果に悩む場面があります。さまざまな要因が関わって生じる痙縮運動障害の現象を理解することで、考えるべき因子が何か、整理しながらリハビリテーションを行うことができます。筋緊張異常の改善につなげるためのヒントをこの動画から得てください！