理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
「技術があれば、人は来てくれるのか?」 セラピストのためのリアルセミナー in 松山
良いサービスを、必要な人に届けるために。
私たち理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は、養成校や臨床現場を通して、身体や病気、障害、治療について多くのことを学んできました。
一方で、自分たちが持つ専門性やサービスの価値を、必要としている人へどのように届けるのか。その方法を学ぶ機会は、ほとんどなかったのではないでしょうか。
先日、治療院を開業した知人の理学療法士と話している中で、こんな言葉が出てきました。
「セラピストは、集客ができない」
その言葉を聞きながら、私は本当にそうなのだろうかと考えました。
セラピストに集客する力がないのではなく、これまで集客を経験する環境も、学ぶ機会もなかっただけではないかと思うのです。
病院や施設で勤務していると、基本的には患者さんや利用者さんがいる状態から仕事が始まります。自分たちの存在を知ってもらい、サービスの価値を伝え、実際に足を運んでもらうところから関係をつくる経験は、決して多くありません。
しかし現在は、病院や施設の中だけでなく、地域や保険外の領域で専門性を生かしたいと考えるセラピストが増えています。
治療院や運動施設を開業したい。
地域で健康づくりや介護予防に関わりたい。
今の職場に勤めながら、新しい活動を始めたい。
自分の知識や技術を、もっと多くの人に届けたい。
そうした想いを持っていても、最初に立ちはだかるのが「人に来てもらえるのだろうか」という不安です。
何から始めればよいのか分からない。
SNSでは何を発信すればよいのか分からない。
自分の活動に本当に人が集まるのか自信がない。
うまくいかなかったときのことを先に考えてしまう。
その不安は、決して能力や覚悟が足りないから生まれるものではありません。これまで経験したことがないから、不安になるのは当然です。
集客という言葉を聞くと、SNSのフォロワーを増やすこと、広告を出すこと、目を引く発信をすること、高額な商品をつくることなどを思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、SNSやインターネット広告は大切な手段です。
しかし、多くの人が同じ方法を学び、同じような内容を発信すれば、その中に埋もれてしまいます。技術も想いもあるのに、必要としている人へ届かない。それは、とてももったいないことです。
集客とは、単に人を集めるためのテクニックではありません。
自分は何者なのか。
誰の、どのような困りごとを解決したいのか。
自分たちが提供できる価値は何なのか。
なぜ、その活動を行いたいのか。
それを言葉と行動で伝え、目の前の人との関係を大切にしながら、地域の中で少しずつ信頼を積み重ねていくことだと考えています。
インターネットやAIが急速に発達している今だからこそ、実際に人と会うこと、顔を覚えてもらうこと、挨拶に出向くこと、相手の話を聞くことが、以前にも増して大切になっています。
今回、オンラインだけで終わらせず、松山市でリアルセミナーを開催するのもそのためです。
同じ場所に集まり、同じ空気の中で話を聞き、それぞれの経験や悩みを共有する。そこから生まれる出会いやつながりは、オンラインだけでは得られないものがあります。
第1部では、理学療法士として愛媛県愛南町で「スモールジム愛南店」を運営する中尾聡志が登壇します。
愛南町は人口約18,000人の地域です。その中で、現在は約160名の方々の健康づくりを支援し、行政と連携した介護予防事業にも取り組んでいます。
しかし、最初から順調だったわけではありません。
専門職としての知識や技術があっても、存在を知ってもらわなければ、必要な人には届きません。SNSだけに頼らず、地域へ出向き、人と会い、活動を知ってもらい、紹介や口コミにつながる流れをつくってきました。
第1部のテーマは、
「良いサービスだけでは、必要な人に届かない」
です。
地域へ出て活動する中で感じたこと、実際に行ってきたこと、うまくいったことだけでなく、失敗や試行錯誤も含めて率直にお伝えします。
第2部では、全国でスモールジム事業を展開し、セラピストやトレーナーの育成、店舗運営、事業づくりに携わってきた遠藤一佳が登壇します。
テーマは、
「セラピストの専門性を、必要な人に届けるには」
です。
専門性が高いだけでは、なぜ人が集まらないのか。
「誰に・何を・どう伝えるのか」を、どのように明確にするのか。
必要な人へ価値が届く集客の流れを、どう設計するのか。
現場の経験と事業運営の視点から、セラピストが専門性を社会へ届けるための考え方をお伝えします。
このセミナーは、病院や施設を辞めることや、独立・開業を勧めるものではありません。
病院や施設で勤務している方にとっても、患者さんや利用者さんへの説明、院内外での連携、地域活動の企画、所属施設の取り組みを伝える広報など、「価値を相手に分かる形で届ける力」は役立ちます。
現在の仕事を大切にしながら、自分の専門性を地域や社会でどのように生かせるのか。その可能性を考える時間にしたいと思っています。
次のような方に、ぜひ参加していただきたいセミナーです。
・自分の知識や技術を、病院や施設の外でも生かしてみたい方
・将来的に独立や開業、保険外事業を考えている方
・地域活動や介護予防、健康づくりに関わりたい方
・SNSを続けているものの、必要な人に届いている実感がない方
・良いサービスを提供しているのに、その価値をうまく伝えられない方
・集客に対する不安から、最初の一歩を踏み出せずにいる方
・同じ想いを持つセラピストと、直接話し、つながりたい方
集客には、すべての人に当てはまる一つの正解があるわけではありません。
だからこそ、一方的に方法を教えるだけの時間にはしたくないと考えています。講師の経験をお伝えするとともに、参加者の皆さんと一緒に考え、話し、それぞれが次の一歩を見つけられる場にしたいと思っています。
セミナー終了後には、参加希望者による昼食・交流会も予定しています。
講師への質問はもちろん、参加者同士で現在の活動や悩み、これから取り組みたいことを話せる時間です。情報を受け取るだけで終わらず、新しい人と出会い、次の行動につながる機会として、ぜひ交流会にもご参加ください。
技術や知識を磨くことは、もちろん大切です。
しかし、その価値は、必要としている人に届いて初めて力になります。
人と会うこと。
相手の声を聞くこと。
自分の想いを伝えること。
信頼を一つずつ積み重ねること。
時代に逆行するように見える、こうした人と人との関わりにこそ、これからの集客の本質があるのではないでしょうか。
私たちは、セラピストには人や地域を変えられる力があると信じています。
あとは、その力をどう届けるかです。
松山の会場で皆さんと直接お会いし、話ができることを楽しみにしています。
【開催概要】
定員:30名
講師:遠藤一佳(スモールジム取締役)
中尾聡志(スモールジム愛南店/理学療法士)
主催:TMC(Therapist Management College)
※セミナー終了後、会場にて昼食・交流会を開催予定です。参加を希望される方のみご参加ください。
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研修会詳細
お問い合わせ・お申し込み
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