理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト

PT-OT-ST.NET

学会・研修会

オンライン(WEB)
2026.09.01掲載

【古泉貴章先生】 ”不明瞭な頚部痛”への臨床推論 -顎関節を含めた姿勢評価の実際と治療-(リピート配信)

2026年6月20日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。

不明瞭な頚部痛を読み解く
― 顎関節を含めた評価と運動療法の実践 ―

頚部痛は臨床で最も遭遇する機会の多い症状の一つです。
しかし実際には、画像所見や整形外科的検査だけでは原因を特定できない症例も少なくありません。
可動域練習や筋へのアプローチを行っても改善が乏しい。
一時的には良くなるものの再発を繰り返してしまう。

そのような症例を経験したことはないでしょうか。

近年、頚部痛と顎関節機能障害(TMD)の関連性が数多く報告されています。
顎関節症を有する患者では頚部痛の併存率が高く、頭部前方位姿勢や咀嚼筋の過活動、顎関節機能障害が頚部症状に影響を与える可能性が示されています。

一方で、私たち理学療法士や作業療法士が頚部を評価する際、顎関節まで評価対象に含める機会は決して多くありません。
本セミナーでは、
「頚部痛を診る際に、なぜ顎関節を評価する必要があるのか」
という疑問に対して、機能解剖学・運動学・最新の知見をもとに整理しながら解説します。
顎関節と頚椎は独立した存在ではなく、頭頚部という一つの機能ユニットとして密接に関係しています。

だからこそ、頚部だけを診るのではなく、顎関節を含めて評価することで、
これまで見えていなかった病態が見えてくることがあります。

本セミナーでは、
・顎関節症の基礎知識
・顎関節と頚部の機能的な関係
・頭部前方位姿勢との関連
・顎関節の評価方法
・顎関節リリーステストを用いた鑑別評価
・顎関節に対する運動療法
・生活習慣・セルフケア指導
までを、症例を交えながら分かりやすく解説します。

顎関節の知識がない方でも理解できるよう、解剖学の基礎から丁寧に学べる内容となっています。
頚部痛を「頚部だけの問題」として捉えるのではなく、顎関節を含めた包括的な視点から評価・治療を考えることで、不明瞭だった症状の背景が整理できるようになるはずです。
頚部痛への新たな評価視点を学びたい方におすすめのセミナーです。

【このセミナーで学べること】
・頚部痛と顎関節機能障害(TMD)の関係
・顎関節が頚部痛へ影響するメカニズム
・頭部前方位姿勢(FHP)と顎関節の関係
・顎関節の機能解剖と運動学の基礎
・顎関節症の病態分類と臨床的な見方
・顎関節可動域・開口路・圧痛評価の方法
・顎関節リリーステストを用いた鑑別評価
・頚部痛に対する顎関節由来症状の見極め方
・顎関節に対する運動療法とセルフケア指導
・再発予防につながる生活習慣評価の視点

【こんな方におすすめです】
・頚部痛の原因がはっきりしない症例を担当することが多い方
・頚部痛と姿勢の関係をより深く理解したい方
・顎関節と頚椎の関連について学びたい方
・顎関節の評価方法を基礎から学びたい方
・頚部痛に対する鑑別能力を高めたい方
・運動療法やセルフケア指導まで学びたい方
・若手〜中堅セラピストで評価の引き出しを増やしたい方

頚部痛の背景には、これまで見落としていた顎関節機能障害が隠れているかもしれません。
本セミナーでは、顎関節という新たな視点を加えることで、頚部痛の病態をより立体的に捉えるための考え方と実践的な評価・治療方法を学びます。

「なぜ改善しないのか」を考えるための新たな臨床視点を、ぜひ日々の診療に取り入れてみてください。

【講師概要】
頚部痛の生涯有病率は約50%、年間有病率は30〜50%と報告されています(Hoy, 2014)。しかし、頚部痛症例の約70%は、明確な器質的病変を伴わない非特異的頚部痛(non-specific neck pain)に分類されているのが現状です(Tsakitzidis, 2013)。

近年、頚部痛と顎関節機能障害(Temporomandibular Disorders:以下TMD)の高い併存率が、複数の研究により報告されています。全米規模の調査では、TMD様疼痛を有する患者の70.3%が頚部痛を併存しており、健常群と比較して有意に高い併存率を報告しています(Plesh, 2005)。頚部痛とTMDの関連性を説明する重要な要因として、①頭部前方位姿勢(forward head posture:FHP)、②咀嚼筋や歯から頚部領域への関連痛が注目されています。

しかし、私たち日本の臨床では、顎関節の評価が十分に実施されていないのが現状です。このことはTMDが頚部痛の増悪因子、あるいは主要因である症例が見過ごされ、適切な治療介入が行われていない可能性が高いと考えることができます。

頭頚部を一つの機能的なユニットとして捉え(Magee, 2005)、頚部評価に顎関節の評価を含めることで、不明瞭な頚部痛の病態理解が深まると思います。本講演を通じ、不明瞭な頚部痛患者に対し、顎関節を含めた包括的な評価・アプローチにより、治療効果の向上、日々の臨床で担当されている症例の一助となれるように講演させていただきます。


【このセミナーで得られるもの】

・顎関節と頸部痛との運動学的・神経学的関係性

・顎関節の簡易的評価方法

・顎関節に対する介入方法(ホームケアを中心に)

管理No:105988閲覧回数:1119回この情報を印刷する

研修会詳細

主催
運動と医学の出版社/UGOITA
開催日時
2026年11月27日(金) 9:00 – 12月3日(木) 23:59
視聴・
支払方法
講師
古泉貴章先生(顎関節ケアラボ)
費用
一般・ブロンズ会員:4,400円
シルバー・ゴールド会員:無料(要申込)
定員
定員なし
対象
誰でもご参加できます
ホームページ
https://pro.ugoitalab.com/products/20261127r/?utm_source=PTOTST&utm_medium=20261127r

お問い合わせ・お申し込み

主催団体

これからの研修会

  • 2026.10.18(オンライン(WEB))

    【吉井太希先生】胸郭出口症候群を“疑う… 【吉井太希先生】胸郭出口症候群を“疑う”か…

  • 2026.10.23(オンライン(WEB))

    【財前知典先生】“動き”を変えれば結果… 【財前知典先生】“動き”を変えれば結果が変…

  • 2026.10.24(オンライン(WEB))

    【中村尚人先生】セラピストのための「効… 【中村尚人先生】セラピストのための「効かせ…

  • 2026.10.30(オンライン(WEB))

    【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画… 【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画像マ…

  • 2026.10.31(オンライン(WEB))

    【山本紘之先生】手関節・手指の痛みをど… 【山本紘之先生】手関節・手指の痛みをどう診…

  • 2026.11.06(オンライン(WEB))

    【赤羽根良和先生】曖昧だった仙腸関節が… 【赤羽根良和先生】曖昧だった仙腸関節が見え…

  • 2026.11.08(オンライン(WEB))

    【中宿伸哉先生】腰椎疾患の新たな視点 … 【中宿伸哉先生】腰椎疾患の新たな視点 外来…

  • 2026.11.13(オンライン(WEB))

    【中村尚人先生】全身アライメント評価か… 【中村尚人先生】全身アライメント評価から見…

  • 2026.11.14(オンライン(WEB))

    【真木伸一先生】代償を見極める運動療法… 【真木伸一先生】代償を見極める運動療法 〜…

  • 2026.11.15(神奈川)

    【鈴木俊明先生】動作分析の基礎と臨床応… 【鈴木俊明先生】動作分析の基礎と臨床応用 …

  • 2026.11.20(オンライン(WEB))

    【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画… 【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画像マ…

  • 2026.11.23(オンライン(WEB))

    【岸田敏嗣先生】臀部痛の解釈と機能解剖… 【岸田敏嗣先生】臀部痛の解釈と機能解剖学か…

  • 2026.11.27(オンライン(WEB))

    【古泉貴章先生】 ”不明瞭な頚部痛”へ… 【古泉貴章先生】 ”不明瞭な頚部痛”への臨…

  • 2026.11.29(オンライン(WEB))

    【松本正知先生】TKA・膝関節周囲骨折… 【松本正知先生】TKA・膝関節周囲骨折後を…

  • 2026.12.04(オンライン(WEB))

    【齊藤正佳先生】”坐骨神経痛っぽい”で… 【齊藤正佳先生】”坐骨神経痛っぽい”で終わ…

  • 2026.12.05(オンライン(WEB))

    【遊佐隆先生】肩関節治療を変える肩甲帯… 【遊佐隆先生】肩関節治療を変える肩甲帯・胸…

  • 2026.12.11(オンライン(WEB))

    【和田満成先生】結帯動作の制限をどう診… 【和田満成先生】結帯動作の制限をどう診るか…

  • 2026.12.13(オンライン(WEB))

    【中山昇平先生】運動療法を“見える化”… 【中山昇平先生】運動療法を“見える化”して…

  • 2026.12.18(オンライン(WEB))

    【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画… 【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画像マ…

  • 2026.12.19(オンライン(WEB))

    【河原忠司先生】橈骨遠位端骨折後の“硬… 【河原忠司先生】橈骨遠位端骨折後の“硬さと…

  • 2026.12.20(神奈川)

    【勝木秀治先生】腱板断裂術後のリハビリ… 【勝木秀治先生】腱板断裂術後のリハビリの“…

  • 2026.12.25(オンライン(WEB))

    アンコール開催【工藤慎太郎先生】「なぜ… アンコール開催【工藤慎太郎先生】「なぜ?」…

  • 2027.01.10(神奈川)

    【園部俊晴先生】園部俊晴の臨床 徒手療… 【園部俊晴先生】園部俊晴の臨床 徒手療法カ…

  • 2027.01.17(神奈川)

    【山本伸一先生】脳卒中の各Stage別… 【山本伸一先生】脳卒中の各Stage別に対…

  • 全登録研修会を見る

    過去の研修会

    2026.10.16(オンライン(WEB))
    【千葉慎一先生】『肩関節の極意』肩関節痛を診るための体幹機能の診方〜肩甲骨・胸郭・鎖骨の視点と臨床応用〜(リピート配信)
    2026.10.11(オンライン(WEB))
    【成田崇矢先生】成田崇矢の臨床-腰痛-(実技セミナー)
    2026.10.09(オンライン(WEB))
    【二村涼先生】肘・手関節痛の評価と運動療法〜臨床に多い、なぜ治らない?を解決するアプローチの実践~(リピート配信)
    2026.10.04(オンライン(WEB))
    【齊藤正佳先生】仙腸関節障害の痛みの捉え方と運動療法 関節か?神経か?鑑別に迷ったときに立ち戻るべき視点(実技セミナー)
    2026.10.04(オンライン(WEB))
    【杉浦史郎先生】なぜ良くなる腰椎分離症と、良くならない腰椎分離症があるのか– 画像所見・病態・運動療法をつなぐ“臨床判断の軸” –(LIVEセミナー/ZOOM)
    2026.10.02(オンライン(WEB))
    【赤羽根良和先生】臨床に多い腰背部機能障害の評価と運動療法 ~脊柱管狭窄症・サルコペニアを中心に~(リピート配信)
    2026.09.27(オンライン(WEB))
    【宮田徹先生】膝関節の屈伸制限をどう診るか?― 末梢神経から読み解く可動域制限の深堀りと維持戦略 ―(実技セミナー)
    2026.09.27(オンライン(WEB))
    【吉尾雅春先生】歩行再建を目指すための臨床推論〜姿勢制御と神経学的視点から紐解く脳卒中患者の歩行〜(LIVEセミナー/ZOOM)
    2026.09.25(オンライン(WEB))
    【田舎中真由美先生】腰・骨盤帯障害に対する骨盤底筋と体幹深層筋の評価と治療〜インナーユニット機能を活かした臨床介入(リピート配信)
    2026.09.20(オンライン(WEB))
    【土屋元明先生】明日から使える!症状改善のための歩行分析と対応〜「逆引き」で焦点を絞れば、動作の捉え方が見えてくる〜(LIVEセミナー/ZOOM)
    このセミナー情報をシェアする

    カレンダー

    << 2026年 10月 >>
    日月火水木金土
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031

    ※●印が実施日です。

    近日開催オンラインセミナー

    もっと見る 省略する

    情報提供

    このセミナーを見た人はこんなセミナーも見ています

    ページ上部へ戻る