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学会研修会

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2021.05.06掲載

変形性膝関節症に対するリハビリテーションの標準的治療

このアーカイブでは、変形性膝関節症の保存・手術療法において、痛みに関与する多要因に関し、具体的な評価内容とアプローチについて基礎となる理論と臨床場面での実践例をふまえて紹介します。

講師:平賀 勇貴 先生
   作業療法士
   国際医療福祉大学 
   福岡保健医療学部 作業療法学科 助教

   平川 善之 先生
   理学療法士
   福岡リハビリテーション病院

   川上 隆三 先生
   作業療法士
   福岡リハビリテーション病院

   原 竜生 先生
   作業療法士
   福岡リハビリテーション病院

   出口 直樹 先生
   理学療法士
   福岡リハビリテーション病院
   都健康長寿医療センター研究所 研究員

   内藤 卓也 先生
   理学療法士
   福岡リハビリテーション病院


【講習概要】
整形外科疾患におけるリハビリテーションは、「痛み」に対応することが多く、我々セラピストは、その痛みに対応しつつ、その人らしい生活スタイルに誘導することが重要な役割となります。

近年、痛みには多要因が関与するというエビデンスが多く得られ、対象となる患者を包括的に評価しアプローチすることが重要とされる一方で、痛みは対象者のそれぞれの人生経験が影響することも唱えられています。

このアーカイブでは、変形性膝関節症の保存・手術療法において、痛みに関与する多要因に関し、具体的な評価内容とアプローチについて基礎となる理論と臨床場面での実践例をふまえて紹介します。
特に、患者の病期を考慮して具体的に紹介したいと考えています。また、個別性の高い痛み症状への対応について、症例を通じて共に考える事を目的とします。

【講義内容】
■第1講座
テーマ:変形性膝関節症の評価と治療のアルゴリズム
講師:平川 善之先生

〈学習目標〉
変形性膝関節症における病態と痛みの特性について理解した上で、膝OAの保存と手術症例における評価を、運動学的視点、認知神経学的視点、心理社会学的視点などの包括的な内容で実施することの重要性を理解することを目的とします。
そして手術症例では術後の急性期、回復期、維持期といった「病期」に応じて重点を置くべき評価と治療内容を整理します。

〈学習内容〉
・膝OAの病態と痛みの特性
・運動学的視点から必要となる評価    
・認知神経学的視点から必要となる評価  
・心理社会学的視点から必要となる評価  
・痛みに関与するその他の要因(感作)の評価

■第2講座
テーマ:難治化する症例に対する早期発見とアプローチ
講師:内藤 卓也先生

〈学習目標〉
術後痛を例に、痛みが難治化する症例の特徴や要因について理解することを目的とします。

〈学習内容〉
・術後痛が難治化する要因(感作、身体知覚異常)
・痛みに影響する感作の概論と評価(質問票、定量的感覚検査)
・症例提示

■第3講座
テーマ:変形性膝関節症に対する患者教育
講師:出口 直樹先生

〈学習目標〉
患者満足度を高め充実した医療を提供するためには、患者に疾患自体の知識や自身の状態への理解を促し、自己決定(decision making)に基づいた積極的な治療への参画をはかる必要があります。そのため、現在患者教育の重要性が多く報告されています。
ここでは患者教育に関する理論と実際の内容について講義し、その理解を深めることを目的とします。

〈学習内容〉
・疾患の理解にむけた患者教育
・膝OAに対する身体活動の役割
・痛みの自己管理に向けた患者教育
・疾患の理解および身体活動に対する自己管理プログラム

■第4講座
テーマ:変形性膝関節症のリハビリテーションにおける作業療法士の役割
講師:平賀 勇貴先生

痛みを抱えたまま生活を送るためには、痛みを増悪させることなく活動性の拡大を促すことが重要です。
その過程で痛みと関与する心理社会的因子を理解しつつ、活動に焦点をあてた作業療法の実践が必要となります。
このアーカイブではそのために必要となる基礎知識を獲得することを目的とします。

〈学習内容〉
・痛みと心理社会的因子の概要
・目標設定の重要性
・痛みに対する作業療法実践(目標達成、活動日記、対処方略など)

■第5講座
テーマ:変形性膝関節症の術後患者への作業療法実践
講師:川上 隆三先生 原 竜生先生

〈学習目標〉
痛みに対する作業療法は心理社会的因子を考慮しながら、疼痛を増悪させることなく活動(=生活)の拡大を促すものです。
ここでは、痛みを抱える患者がその人らしい活動(=生活)のスタイルを実現するための作業療法実践を、事例して理解することを目的とします。

〈学習内容〉
・痛みに影響する心理社会的因子の概要と評価方法(復習)
・目標共有のための患者治療者間のコミュニケーション実践
・活動日記を用いたペーシング指導の実践
・痛みの自己管理に向けたコーピング指導の実践

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研修会詳細

主催
Rehatech Links株式会社
公開日
2021.05.06
視聴・
支払方法
講師
平賀 勇貴,平川 善之,川上 隆三,原 竜生,出口 直樹,内藤 卓也
費用
参加費 /5,500円(税込)
銀行振込/クレジット決済
定員
-
対象
理学療法士・作業療法士・柔道整復師・その他
ホームページ
https://rehatech-links.com/seminar/21_07_06/

お問い合わせ・お申し込み

お申し込みは、上記の弊社HPよりお申し込みください。

【お問い合わせ先】
Rehatech Links株式会社 
講習会事務局 大北 潤

〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目8-3
VORT幡ヶ谷6F
TEL 03-6300-0490
E-mail info@rehatech-links.com

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