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学会研修会

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2024.05.14掲載

セラピスト・ナースのための症候診断と臨床推論の基礎~利用者の『いつもと違う症状』の重症度を臨床疫学と統計学の知識を用いて判断する~

本オンラインセミナーでは、在宅において患者(利用者)が『いつもと違う症状』を訴えた時に、重症度を判断し
①経過観察、②早期受診を勧める、③緊急対応を行うのいずれの対応を行うべきかを判断するためのポイントを学ぶことができます。
セラピスト(PT・OT・ST)を対象にしていますが、看護師で『患者(利用者)の体調変化時の判断にいまいち自信が持てない』という方にも
参考になる内容です。

訪問看護、訪問リハビリに関わるセラピストであれば、患者(利用者)宅を訪問した時に、患者(利用者)が「めまいがする」、「頭が痛い」などの症状を訴える場面に遭遇した経験があるはずです。
このような時に、どう対応すべきか迷うセラピストが多いと思います。バイタルサインを測定し、その後は看護師に対応を丸投げしてしまっているかもしれません。
自信がない場合は無理せず、周囲に助けを求めることは非常に大切ですが、在宅医療に携わるセラピストとしてはもう少し頑張りたいところです。

在宅医療の現場は病院と異なり、検査・測定機器が限られています。この様な状況下で患者(利用者)の重症度を判断するためにどんな所見を探して、考え進めていけばよいのでしょうか?

『どのように重症度判断するか』には型があります。また、過去の研究から、『この症状を訴える患者の体内ではこのような異変が生じている可能性が
高い』というデータが蓄積されています。これらの知見を用いて患者(利用者)の重症度を判断するスキルは在宅医療に関わるセラピストにとって大切です。
患者が症状を訴えた時の対応は経験を積む(場数を踏む)ことでしか身につかないという考えもあります。
たしかに経験は非常に重要ですが、一人のセラピストが経験する患者数には限りがあります。
また、一人のセラピストの経験には偏りがある可能性もあります。

経験に頼り過ぎず、疫学や統計の知識を用いて利用者の重症度を判断することは大切です。
しかしセラピストの養成課程では、このスキルを系統的に学ぶ機会がありません。
学んだことがないため、苦手意識を持っているセラピストが多いと思います。

講師の倉形は、イギリスの大学University College Londonの修士課程で筋骨格筋の理学療法に関するコースを修了しています。
イギリスの理学療法士はダイレクトアクセス(医師の診察・指示がなくても理学療法を患者に提供すること)が認めれています。
このため理学療法士は、自身のクリニックに訪れた患者の重症度を診察し医師に紹介する必要があるかを判断する必要があります。

この様な社会情勢のため、イギリスの理学療法士養成課程には、症候診断や臨床推論のトレーニングが含まれています。
セミナーを通じて、イギリスのトップスクールの大学院で学んだ症候診断・臨床推論の基礎をお伝えします。

今回は、特定の症状への対応(各論)ではなく、症候診断や臨床推論の概論を説明します。
感度、特異度など統計用語が出てきます。
しっかりと噛み砕いて説明しますので、この様な概念に触れたことがない方でも安心してご参加いただけます。

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研修会詳細

主催
株式会社ドットライン ドットライフ(訪問看護・リハビリ)
開催日時
2024年6月21日(金)19:00~20:30まで
視聴・
支払方法
講師
費用
無料
定員
50名
対象
訪問看護に興味があるセラピストおよび看護師。訪問看護ステーションに勤務しているセラピストおよび看護師。
ホームページ
https://www.dotline-jp.com/

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