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閲覧数:689 2023年08月28日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:さぶ更新日:2023年08月28日 13時20分
人工呼吸器挿管中のICU患者に対するリハビリは、その利益(筋肉量の減少の予防、生活の質の向上、退院までの期間の短縮など)が認識される一方、リスクも伴います。以下は、人工呼吸器挿管中のICUリハビリに関連する主なリスクと、それらのリスク管理についてです。
1. 【気道の脱管】 活動中に挿管が外れるリスクがある。
- 管の確実な固定
- 患者の動きを制限するための適切な体位の維持
- 動作を行う前にチューブの位置を確認
2. 【酸素飽和度の低下) リハビリ中に酸素飽和度が低下することがある。
- 患者の酸素飽和度を継続的に監視
- 酸素供給の調整や、必要に応じてリハビリの中断
3. 【心律不整や血圧の変動】:訓練中に心律不整や血圧の変動が生じることがある。
- 心電図、血圧、心拍数などのモニタリング
- 必要に応じて訓練の中断
4. 【心肺の合併症】 肺塞栓症や心筋梗塞などの合併症のリスク。
- 患者の症状や vital sign を頻繁にチェック
- 必要な医療機器や薬物をすぐに利用できる状態に保持
5. 【転倒や怪我】 起立や歩行訓練中に転倒するリスク。
- 適切な補助具やサポートの使用
- 足元の障害物を取り除く
6. 【不安や恐怖】 患者がリハビリに不安や恐怖を感じることがある。
- 患者とのコミュニケーションを確保
- リハビリの目的や手順を患者に説明
7. 【疲労】 過度な訓練による疲労。
- 訓練の強度や持続時間を適切に調整
- 患者の反応や状態に応じて休憩を取る
タカシさんの職場での十分なマンパワーと主治医の付き添いにて、十分なリスク管理およびチーム医療で提供されることについては非常に恵まれて環境に思います。すばらしいですね。
上記のリスク管理について、さらなる安全性を確保するための補足として参考にして頂ければ幸いです。
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投稿タイトル:人工呼吸器挿管中のリハビリ注意点について。
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