理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト

PT-OT-ST.NET

トピックス

2025.07.16

【理学療法の日】脊髄梗塞を経験したひろみちお兄さんが語る理学療法士との歩み:インタビュー公開【PT協会】

日本理学療法士協会は、2025年7月17日の「理学療法の日」を迎えるにあたり特別企画として、体操のお兄さんとして親しまれる”ひろみちお兄さん”こと、佐藤弘道さんのインタビューを公開した。

昨年6月に脊髄梗塞を発症した佐藤弘道さんは、下半身麻痺の後遺症を抱えながらも、理学療法を経て、現在は体操教室やテレビなどに出演をしている。先日、NHKで放送された「うたコン」に出演し、”ひろみちお兄さん”の元気に踊る姿が放送され、全国の仲間に勇気を与えたことが話題となった。

全3回のうち前編では、佐藤さんが脊髄梗塞を発症してから理学療法を受けての変化や、どのような思いで活動を再開されたのかについて語られている。

インタビューでは、リハビリテーションを担当した理学療法士との関わりや、理学療法士の専門性がどのように力になったのか、佐藤さん自身の言葉で次のように伝えている。

理学療法を受けてどのような変化がありましたか?また、理学療法士とのエピソードがあれば教えてください。


佐藤さん:理学療法士の方たちの存在は、大きいですね。最初に入院した病院を退院してから、今はリハビリテーション病院に通院しているのですが、そこでだいぶ自分自身の気持ちが変わりました。

僕を担当してくれた理学療法士の皆さんは「天使のような悪魔の人」という感じで、優しく迎えてくれたあとにすぐ身体の弱点を探してくるんです(笑)。「はい、これはできないですね。頑張りましょうね!」と言って、次回までに少しは克服しなくては!と思えるような、やる気を出させてくれるんです。そんな指導を繰り返し受けていくうちに、自分の足で立って、歩けるようになるまで回復できました。

佐藤さん:理学療法士は筋肉や骨など身体の構造からわかるようにトレーニング方法を教えてくれるので、とても助かっています。僕は高校卒業後に体育大学へ進みましたが、当時理学療法士の存在を知っていたら、その道を目指したかったと思うほど、身体のプロフェッショナルで素晴らしいと思います。

引用:【前編】佐藤弘道さんインタビュー 脊髄梗塞の後遺症と向き合う体操のお兄さん~発症を乗り越えてステージに立つ、その思いとは~(リガクラボ


佐藤弘道さんのインタビュー記事は、7月16日(水)から3週にわたり「リガクラボ」に掲載される。


「理学療法士の想い」 60周年記念ポスター

日本理学療法士協会は、来年60周年を迎えるにあたり改めて「理学療法士の想い」を伝えることをコンセプトにポスターを制作、公開した。

60周年記念を楽しむイベントの一つとして、本ポスターを原画としたモザイクアートが公開されている。

ほかにも、同協会の公式キャラクター“にこるくん”のLINEスタンプを販売。LINEスタンプの収益の一部は寄付として役立てられ、来年の「理学療法の日」に寄付の総額について公表するとしている。


各地で体験、学べるイベント情報も公開中

「理学療法の日」の特設サイトでは、各都道府県で開催されるイベントや各種企画を紹介。全国各地で、体力測定や体操・運動、防災や介護予防をテーマとした公開講座など様々なイベントが開催されている。

北海道理学療法士会では、苫小牧市民の防災意識の向上、今後起こりうる地震などに向けた啓発活動をするイベントを企画し、「握力測定」「防災リュックを背負った状態でのTimed Up and Go (TUG)テスト」を実施している。

山形理学療法士会では、【理学療法士が産業分野を支えます】とテーマを掲げ、7月17日に山形産業総合保健センター内で作成したチラシを配布し、職場内での腰痛予防や、転倒事故予防などの相談をお聞きする企画を予定している。

各理学療法士会のテーマからも理学療法士が幅広い分野で活躍していることが伝わる多彩なイベントが企画され、全国各地で開催されている。

同協会サイトでは、「理学療法の日」に関連した全国各地のイベント情報を掲載している。開催期間中にぜひ近くのイベントへ足を運んでみてはいかがだろうか。


引用・参考
▪️「理学療法の日」特設サイト(日本理学療法士協会HP)
▪️【前編】佐藤弘道さんインタビュー 脊髄梗塞の後遺症と向き合う体操のお兄さん~発症を乗り越えてステージに立つ、その思いとは~(リガクラボ)
▪️日本理学療法士協会60周年記念特設サイト(日本理学療法士協会HP)
▪️日本理学療法士協会 公式X  

関連タグ
理学療法の日 日本理学療法士協会
PT-OT-ST.NET:LINE公式アカウント「最新ニュースをLINEでお届け」友達追加

この記事が気に入ったらいいね!しよう

もっと見る 省略する

情報提供

ページ上部へ戻る