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2025.09.11

障がい者の「働く」を応援 脳フェス×大手企業が描く雇用促進【キャリアランド】



脳卒中フェスティバル(以下、脳フェス)は、障がい者の「働く」を応援する企業とともに、障がい者の職業体験イベント「キャリアランド」を通じた雇用促進を目指しています。昨年は、障がい当事者と企業が交流する場を求め1,000人以上の方が参加されました。

今回は、中古品販売のBOOKOFF、ITサービスのNEC、メガバンクのみずほ銀行、人材サービスのPASONA、旅行代理店のHISなど、障がい者雇用に取り組む大手企業も出展し、障がい者の復職・就職への一歩を前に進める企画となっています。

キャリアランドへの想い(脳フェス代表・理学療法士 小林純也さん)

障がい当事者と企業の交流を目指す、職業体験「キャリアランド」

2024.08.20


職業体験で得た「キャリアランド通貨」でリハビリ体験

「キャリアランド2025」は、“障がい者版キッザニア”の発想のもと、障がい者が働くリアルを安心・安全に、そして楽しく体験でき、企業の雇用担当者と直接繋がりを作れる企画です。

参加者は、各企業ブースで接客や商品管理、IT操作、軽作業、企画補助などの企業の実務を体験し、「キャリアランド通貨」を稼ぎます。そして、その通貨は、飲食・物販等と交換可能で、職業体験の成果がその場で“使える形”で返ってくる設計となっています。

さらに、「就労なんでも相談所」では障がい者の復職や就職に対する不安や疑問をその場で解きほぐし、”働く”を前に進めるアドバイスなどを受けることが可能となっています。

他にも、障がい者自身の強みを自ら発信するプレゼンテーションの場を設け、障がい当事者と企業が同じ目線に立って会話をすることで相互理解を促すとしています。





障がい者雇用に取り組む企業の背景

2024年4月1日から施行された改正障害者差別解消法により、民間事業者にも合理的配慮の提供が法的に義務付けられました。これには物理的環境の調整、柔軟な勤務形態、コミュニケーション支援などが含まれています。

また、厚生労働省の資料では、障害者雇用促進法の改正による法定雇用率の引き上げや助成金制度の拡充が示されており、企業が障がい者を雇用し、職場に定着させるための具体的な支援と、その違反事例や対策の必要性や事例が紹介されています。

さらに、2026年7月には法定雇用率が2.7%へ段階的引き上げが予定されており、企業にはさらなる支援と理解の促進が求められています。





開催概要

日時

1日目 「脳フェス2025」10月25日(土)10:30開場〜19:00 
2日目  「キャリアランド」10月26日(日)10:30開場〜19:00

会場

すみだ産業会館 8F サンライズホール(東京都墨田区江東橋3-9-10/錦糸町駅南口徒歩3分)

コンテンツ

リハビリ相談、ワークショップ、トークイベント、職業体験所、就労なんでも相談所、当事者ギルド、飲食・物販、ステージ 等

入場

無料(一部有料コンテンツあり)

主催

NPO法人ぼこでこ/一社)脳フェス実行委員会


引用・参考
キャリアランド公式サイト
脳卒中フェスティバル  公式サイト
脳卒中フェスティバル  公式Instagram
事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化(政府広報オンライン)
障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について(厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク)

関連タグ
脳フェス 脳卒中
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