理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト

PT-OT-ST.NET

学会研修会

動画教材 PR動画有
2025.05.09掲載

【※期間限定見逃し配信】巧緻性動作の、その先へ〜あなたは物品を操作する手を分析できますか?『鎌倉方式』が教えてくれるもの〜 講師:中田眞由美先生

※5/21非公開【複雑な手の動作でも分析、表記することができ、動作の特徴の理解が進む!】

■受講者の声
(OT7年目:満足度10/10点)
手のフォームや動きのパターンに視点をおくこと鎌倉式は複雑な動作を分析できる、その結果を記述することができることがわかりました。今まで巧緻性動作にやや曖昧にしていたことがあったので詳細に分析できるようになりたいと思いました。

(PT9年目:満足度9/10点)
PTとして受講した手指のセミナーでしたが、内容は全身にも通ずるようなヒントを得られました。「感覚を得るには先ずフォームを整える」ことや、「動きを各パーツに分けて類型する」など、歩行場面においても大切な事柄だと実感しました!

ーーーーーーー

◇こんな悩みを持つ方にオススメ
✅手の機能評価に自信がない
✅物品操作時の手の分析の方法を知らない
✅手のフォームや動作のパターンが分からない
✅評価・治療の引き出しが少ない

ーーーーーー

【複雑な手の動きと機能をパターンで理解できる】

「手の機能障害をどのように診たらよいのか」
「回復すべき手の機能とは何か」

ということは、手の治療に携わるセラピストが日々の臨床で、常に問うていることです。

しかし私たちは手をみるとき、刻々と変わるその手の様相に目を奪われてしまいがちで、手の動作を分析することは決して容易なことではありません。

たとえば、机に置かれた“オセロの石(駒)”と“100円硬貨”を掴み上げるとき、「より容易な動作はどちらでしょう?」と問われたら、即座に「オセロの石の方が容易」と答えると思います。

その理由を尋ねると、「オセロの石は厚みがあるから容易である」と答えるかもしれません。

それでは、「なぜ厚みがある物品の方が容易なのでしょうか?」と問われると、指と物品の接触面の大きさなどを上げるかもしれません。

しかし、その理由を明確に説明するのは容易ではありません。

私たちは、物品を操作する手の動きを説明する際、手、そのものの動きよりも手が扱う物体に着目して述べることが多いです。これを延長すると、臨床的評価も治療的訓練も“物体本位”の観点から行うことになります。

もちろん物体の側面からみることも必要です。

しかし、練習課題として新しい動作の獲得を目指す場合には、障害手の動作の現時点の特性を知るとともに、目標となる動作の特性を詳しく理解することが必要です。

そのためにセラピストは、手そのものを直に観察し、表記し、その特性を説明できる力をそなえていなければなりません。

鎌倉方式は、それを可能にする“手本位”の分析・表記方式なのです。

本セミナーでは、手のフォームと動きのパターンに視点を置く『鎌倉方式』について具体例を挙げて、できる限り分かりやすく解説します。これを用いることで、複雑な手の動作であっても分析でき、その結果を容易に記述することができるようになります。

いままで、いわゆる“巧緻性動作”と曖昧に片付けていた手の動作について、『鎌倉方式』の微細な描写力によって手の動作の理解を深めることができます。そこから動作の評価や物品の操作能力を高めるためのヒントを得ることができるようになります。

セミナーの前半は手の動作をみる視点について、演習を使ってわかりやすく解説します。後半は実際の分析例を示し、分析の体験を行います。

どうか辛抱強くおつきあい頂き、手の動作について分析力を高め、手のみかたについて徹底的に理解を深めてみませんか。

ーーーーーーー

■本セミナーのねらい

・ひとが日常の物品を把握する“手のフォーム”、14種類が理解でき、そのフォームと物品との関係を理解する。
・基本的な“指列の動き”、6種類を理解し、指の動きを読みとれる。
・5本の指列の動きの組み合わせを“手の動きのパターン”として表すことで、“指の分離”が起こっている箇所とその分離の状態を判断できる。
・どのような動作のときに“指の分離”が生じるのか、その例を挙げられる。
・物品を掴む際、どの方向から接近するかによって、手の使い方“手のフォーム”や“動きのパターン”が変わることがわかる。
・複雑な手の動作でも分析、表記することができ、動作の特徴の理解が進む。
・どのように治療用具を選択したらよいかの判断材料を理解する。
・手の機能を高めるための有用な着眼点を見つけられる。
・箸の持ち方を習得するために、介助箸を使う意味を見直すことができる。
・箸操作のどこを、どのように変えたら、手の機能に応じた操作パターンが得られるか、判断できる。

など

ーーーーーーー

■講義内容予定

◇手本位でみる『鎌倉方式』の理解
1.カード繰り出し動作を分析してみよう
2.鎌倉方式とは-手のフォーム、動きのパターンを表記する方法
3.鎌倉方式を使いこなすための基礎演習
4.私たちはこんなふうに手を動かしている-鎌倉方式を使うとわかる手の動作の詳細

◇手本位でみる『鎌倉方式』の応用
1.鎌倉方式による分析から物品操作の基本を理解しよう
(分析例:ペットボトルのキャップを締める、取りあげた鉛筆を持ち替えるなど)
2.動作のどこを変えるのかー鎌倉方式を使って見つける箸操作練習の要点

など多数

ーーーーーー

■講師紹介

講師:中田眞由美先⽣(埼玉県立大学名誉教授 作業療法士)

主な経歴)
・1976年より日米の病院・施設において手のリハビリテーションについて学び、その後茨城県立医療大学、埼玉県立大学等にて作業療法に関する研究・教育に従事.2020年3月埼玉県立大学を退職し、4月より同大学名誉教授.
・その間に、A Lee. Dellon (元Johns Hopkins 大学教授)に師事し、手の知覚のリハビリテーションについて指導を受ける.
・東京都老人研究所障害研究室で鎌倉矩子主任研究員(当時、現広島大学名誉教授)に師事し、手の動作学について学ぶ.NOMAハンド・ラボを立ち上げ、『NOMA手・上肢機能診断』を開発・公開.
・研修生として慶応義塾大学整形外科教室(手の外科班)において手外科、ハンドセラピーについて国内留学し、指導を受ける.

講師著書・DVD等)
2019 新 知覚をみる・いかす-手の動きの滑らかさと巧みさを取り戻すために-(共著).協同医書出版社
2013 手を診る力をきたえる(共著).三輪書店
2006 作業療法士のためのハンドセラピー入門(共著).三輪書店など

管理No:97868閲覧回数:2771回この情報を印刷する

研修会資料

研修会詳細

主催
一般社団法人セラピストフォーライフ
公開日
2025.05.09
視聴・
支払方法
講師
中田 眞由美 先生
費用
メルマガ会員:5,000円
※会員登録はホームページより無料で行って頂けます
定員
100名
対象
学びたい方なら職種は問いません
ホームページ
https://therafor.com/seminar/414/

お問い合わせ・お申し込み

申し込み方法はHPで詳細をご覧になってください。

HPからの問い合わせや申し込みへの返答が無かった場合は、迷惑フォルダを後確認ください。メールが届いてなかった場合は、なんらかのトラブルが考えられます。その場合には下記へご連絡ください。
sdream8@gmail.com

主催団体

これからの研修会

  • 2025.12.06(オンライン(WEB))

    PT・OT・STのための「見える!わか… PT・OT・STのための「見える!わかる!…

  • 2025.12.06(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:胸… 【対面セミナー】第8期OMTコース:胸椎(…

  • 2025.12.06(オンライン(WEB))

    感覚・知覚から診る手の動作障害の評価と… 感覚・知覚から診る手の動作障害の評価とリハ…

  • 2025.12.08(オンライン(WEB))

    ※ナイトセミナー【感覚が変われば歩行が… ※ナイトセミナー【感覚が変われば歩行が変わ…

  • 2025.12.13(オンライン(WEB))

    転倒は予測できる!片麻痺の7つの転倒タ… 転倒は予測できる!片麻痺の7つの転倒タイプ…

  • 2025.12.14(オンライン(WEB))

    【機能改善できるセラピストへ】肩関節疾… 【機能改善できるセラピストへ】肩関節疾患に…

  • 2025.12.20(オンライン(WEB))

    上肢痛やしびれ(TOS、CuTS、CT… 上肢痛やしびれ(TOS、CuTS、CTSな…

  • 2025.12.21(オンライン(WEB))

    THA後の理学療法をアップデート!~歩… THA後の理学療法をアップデート!~歩容改…

  • 2025.12.21(オンライン(WEB))

    【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態… 【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応…

  • 2025.12.23(オンライン(WEB))

    【1時間完結型集中講座】 臨床が変わる… 【1時間完結型集中講座】 臨床が変わる!ア…

  • 2025.12.27(オンライン(WEB))

    【臨床実践から学ぶ!】脳卒中片麻痺のリ… 【臨床実践から学ぶ!】脳卒中片麻痺のリハビ…

  • 2025.12.28(オンライン(WEB))

    (全2回)運動療法の効果を最大化させる… (全2回)運動療法の効果を最大化させる工夫…

  • 2026.01.10(オンライン(WEB))

    転倒は予測できる!片麻痺の7つの転倒タ… 転倒は予測できる!片麻痺の7つの転倒タイプ…

  • 2026.01.10(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:頚… 【対面セミナー】第8期OMTコース:頚椎(…

  • 2026.01.10(オンライン(WEB))

    PT・OT・STのための運動器画像読影… PT・OT・STのための運動器画像読影とリ…

  • 2026.01.11(オンライン(WEB))

    【切って、貼って、変化する!】症例から… 【切って、貼って、変化する!】症例から学ぶ…

  • 2026.01.12(オンライン(WEB))

    足関節・足部機能障害に対する徒手療法と… 足関節・足部機能障害に対する徒手療法と運動…

  • 2026.01.12(オンライン(WEB))

    【臨床実践から学ぶ!】脳卒中片麻痺者の… 【臨床実践から学ぶ!】脳卒中片麻痺者の立位…

  • 2026.01.17(オンライン(WEB))

    【極める!運動器リハビリテーション】臀… 【極める!運動器リハビリテーション】臀部痛…

  • 2026.01.17(オンライン(WEB))

    PT・OT・STのための摂食嚥下障害に… PT・OT・STのための摂食嚥下障害に対す…

  • 2026.01.18(オンライン(WEB))

    PT・OTのための肩のリハビリを極める… PT・OTのための肩のリハビリを極めるため…

  • 2026.01.19(オンライン(WEB))

    ※ナイトセミナー【感覚が変われば歩行が… ※ナイトセミナー【感覚が変われば歩行が変わ…

  • 2026.01.24(オンライン(WEB))

    PT・OT・STのための心電図の診方と… PT・OT・STのための心電図の診方とリハ…

  • 2026.01.25(オンライン(WEB))

    臨床で知っておきたい!運動器疾患におけ… 臨床で知っておきたい!運動器疾患における末…

  • 2026.01.25(オンライン(WEB))

    PT・OTのための上肢運動器疾患の治療… PT・OTのための上肢運動器疾患の治療に活…

  • 2026.02.01(オンライン(WEB))

    肩関節手術後の評価と機能改善アプローチ… 肩関節手術後の評価と機能改善アプローチ〜腱…

  • 2026.02.07(オンライン(WEB))

    胸郭を中心とした体幹機能障害の評価と介… 胸郭を中心とした体幹機能障害の評価と介入〜…

  • 2026.02.07(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:肩… 【対面セミナー】第8期OMTコース:肩関節…

  • 2026.02.07(オンライン(WEB))

    PT・OTのための肩のリハビリを極める… PT・OTのための肩のリハビリを極めるため…

  • 2026.02.08(オンライン(WEB))

    (全2回)高次脳機能障害のADL・IA… (全2回)高次脳機能障害のADL・IADL…

  • 2026.02.11(オンライン(WEB))

    診断早期からのパーキンソン病のリハビリ… 診断早期からのパーキンソン病のリハビリテー…

  • 2026.02.14(オンライン(WEB))

    PT・OTのための整形外科術後リハビリ… PT・OTのための整形外科術後リハビリテー…

  • 2026.02.15(オンライン(WEB))

    難渋しやすい頸椎捻挫に対する評価(se… 難渋しやすい頸椎捻挫に対する評価(secu…

  • 2026.03.07(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:膝… 【対面セミナー】第8期OMTコース:膝関節…

  • 2026.03.20(オンライン(WEB))

    (全2回)片麻痺のリハビリテーションの… (全2回)片麻痺のリハビリテーションの限界…

  • 2026.04.04(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:頭… 【対面セミナー】第8期OMTコース:頭蓋テ…

  • 2026.05.09(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:頭… 【対面セミナー】第8期OMTコース:頭蓋テ…

  • 2026.06.06(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:内… 【対面セミナー】第8期OMTコース:内臓テ…

  • 2026.07.04(大阪府)

    【対面セミナー】第8期OMTコース:内… 【対面セミナー】第8期OMTコース:内臓テ…

  • 全登録研修会を見る

    過去の研修会

    2025.11.30(オンライン(WEB))
    肩関節の可動域改善に必須の脊柱・胸郭へのアプローチ~肩動作と体幹の関係性および連動性〜 講師:丹羽雄大先生
    2025.11.29(オンライン(WEB))
    重度者の重度化予防および生活改善ためのリハビリアプローチ~明日から行える、ポジショニング,シーティング,ノーリフティングの実践~ 講師:香川寛先生
    2025.11.29(オンライン(WEB))
    有痛性足部疾患の病態評価と運動療法 〜足底腱膜炎・モートン病・足根管症候群など、疼痛と動作への臨床的アプローチ〜 講師:中宿伸哉先生
    2025.11.24(オンライン(WEB))
    (全2回)エビデンスベースの転倒予防のための評価と運動療法~バランス能力の6つのサブシステムとリハビリテーション~ 講師:山本泰三先生
    2025.11.23(オンライン(WEB))
    片麻痺歩行パターンと新しい治療戦略~正常・片麻痺歩行の決定的な違いを見極める~ 講師: 長田悠路先生
    2025.11.22(オンライン(WEB))
    【臨床実践から学ぶ!】片麻痺者の歩行改善の重要ポイント〜体幹・上肢機能の協調性改善とリハビリテーション〜 講師:北山哲也先生
    2025.11.16(オンライン(WEB))
    【切って、貼って、変化する!】症例から学ぶ、削らないインソール療法【スポーツ障害編】~シンスプリント・有痛性外脛骨に対するリハビリテーション~ 講師:小瀬勝也先生
    2025.11.15(オンライン(WEB))
    サルコペニア・フレイルに対するムセ始めの摂食・嚥下リハビリテーション~オーラルフレイル、姿勢改善、呼吸機能評価~ 講師:内田 学先生
    2025.11.09(オンライン(WEB))
    【疾患別リハビリ戦略】肩関節疾患の病態に応じた評価と運動療法~画像読影、関節不安定性、QLS等の末梢神経障害を中心に~ 講師:瀧田勇二先生
    2025.11.09(オンライン(WEB))
    【装具を武器にする!】歩行再建につながる短下肢装具の臨床応用〜適切な装具選択と装具脱却に向けた取り組み〜 講師:小野塚雄一先生
    このセミナー情報をシェアする

    カレンダー

    << 2025年 12月 >>
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   

    印が実施日です。

    近日開催オンラインセミナー

    もっと見る 省略する

    情報提供

    このセミナーを見た人はこんなセミナーも見ています

    ページ上部へ戻る