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2022.05.16

【厚労省】COVID-19罹患後症状に対するリハビリテーション【診療の手引き 別冊】



厚生労働省は、COVID-19患者の罹患後症状に対するリハビリテーションに関する科学的知見などについて記載した「診療の手引き」の別冊を作成、第1版を公開した。

同資料は、医療従事者等の助けとすることを目的に、専門家が知見をとりまとめている「診療の手引き」の別冊として、罹患後症状についてとりまとめたもの。

罹患後症状に対するリハビリテーションに関する科学的知見の項では、Cochrane Rehabilitation が定期的にまとめているCOVID-19に関する介入に関する Rapid living systematic review を引用し、罹患後症状に対する2つのランダム化比較試験(RCT)を紹介。罹患後症状としてみられる運動耐用能の低下、認知機能などの改善に有効であったプログラムに関する報告を示した。

一方、疲労感・倦怠感に対する対応等については、「その他ガイドラインなどで言及されている介入の多くはエキスパートオピニオンや関連する疾患の治療における知見に基づくものであり、現時点では直接サポートするエビデンスには乏しい」と記載。定期的に病態・症状の評価に応じて調整し、モニタリングを行う必要性が述べられている。

また、症状へのアプローチとして診療のフローチャートが図示されている。



COVID-19患者の罹患後症状に対するリハビリテーションは、入院中のみならず、退院後も継続して必要な場合もある。

同資料では、「労作後の症状悪化、運動後の酸素化の低下、心機能障害等の危険因子が除外できる場合、呼吸器症状を中心とした運動耐容能の低下に対しては自主トレーニングを中心にしたプログラムの有効性が示されている」と紹介。

また、疲労感・倦怠感に対しては仕事、家事など日常的な活動量の調整、補助具の活用など負担軽減策を検討することも視点として示されている。


目次
1 罹患後症状
2 罹患後症状を訴える患者へのアプローチ
3 呼吸器症状へのアプローチ
4 循環器症状へのアプローチ
5 嗅覚・味覚症状へのアプローチ
6 神経症状へのアプローチ
7 精神症状へのアプローチ
8 “ 痛み ” へのアプローチ
9 皮膚症状 へのアプローチ
10 小児へのアプローチ
11 罹患後症状に対するリハビリテーション
12 罹患後症状と産業医学的アプローチ

※活用に際しての留意点として、同別冊(第1版)の内容は、2022年4月現在の情報を基に作成したものであり、今後の知見に応じて内容に修正が必要となる場合があること、厚生労働省、国立感染症研究所等のホームページから常に最新の情報を得るよう注意喚起している。

引用:新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント 第1版(厚生労働省HP)

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