2015.10.15

医療・介護分野も多数受賞【グッドデザイン賞2015】

　2015年度グッドデザイン賞の受賞結果が発表された。グッドデザイン・ベスト100の中には医療・介護分野も多い。富士通は聴覚障がい者と聴者が双方向でリアルタイムなコミュニケーションができるICTツール【LiveTalk】で受賞。また、健常者も高齢者、障害者含めて全ての人が乗れる、乗りたいと思えるデザインをコンセプトとした車椅子【WHILL Model A】や、昨今話題の３Ｄプリンタを活用することにより製造コストを大きく抑えた電動義手【HACKberry】が受賞している。その他には、診療所や福祉施設も受賞するなど、モノに限らずコミュニティ・デザインも評価されており、真のダイバーシティ社会の実現する取り組みが評価される結果となった。本年度の特別賞各賞は「グッドデザイン・ベスト100」の中から10月初旬に実施される特別賞審査会にて決定、10月30日から東京ミッドタウンで開催される「グッドデザインエキシビジョン2015」にて発表される。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「人間のために、高い倫理性を踏まえ、ものごとの本質を見据えたうえで、魅力的な創造活動をおこなうこと」を理念に掲げ、有形無形を問わず、様々な物事を応募対象として受け付けているグッドデザイン賞。リハビリテーションの概念を融合したパブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、モデル事業や研究開発などを理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が応募し、次なる社会の創造へ繋げていくことが期待される。

関連サイト：グッドデザイン賞【公式ホームページ】