
政府は、2021年度介護報酬改定について、全体で0.7%のプラス改定にする方針を発表した。
麻生太郎財務相と田村憲久厚労相は17日に閣僚折衝を行い、正式に決着した。前回、2018年度介護報酬改定(0.54%引き上げ)に続くプラス改定となった。
0.7%のうち、新型コロナウイルス対策の費用にかかる財源として0.05%が上乗せされていることから、これを含まない場合は0.65%プラスの介護報酬改定率となる。
新型コロナ対策費となる0.05%分については、来年9月末までの暫定的な引き上げと位置付けられ、10月以降については「必要に応じ柔軟に対応する」としている。
障害福祉サービス等報酬改定は、0.56%のプラス改定となった。介護報酬と同様に、新型コロナウイルス対策費用として0.05%分の財源が確保された。
関連資料:介護報酬・障害福祉サービス等報酬改定について(厚労省HP)
厚生労働省より公開された資料に合わせて、PT-OT-ST.NETの介護報酬改定特設サイトも順次情報の更新を進めています。制度改定に向けた準備にご活用ください。