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2025.08.20

【講演会】災害とリハビリテーション 東日本大震災・令和6年能登半島地震の現場から学ぶ支援の関わり方



2025年7月に施行された災害救助法の改正により、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、都道府県知事等からの従事命令対象に明記されました。これは、災害時におけるリハビリテーション専門職の役割が制度的にも正式に位置づけられたことを意味します。

高齢化の進む地域での避難所生活では、転倒や廃用症候群、認知機能低下など災害関連死のリスクが高まり、生活機能の維持・回復を担う専門職の必要性は年々増しています。

しかし、「実際に災害が起きたとき、自分は何ができるのか」「どのように関わればいいのか」と迷う方も少なくありません。

今回の講演会では、福島県立医科大学で災害リハビリテーションの研究をしながら理学療法士として福島と能登で支援を続ける阿部暁樹さんを講師にお招きします。

阿部さんは福島県の出身であり、自らも東日本大震災を経験し、その後理学療法士となって復興支援の現場に立ち続けてきました。



講演では、震災当時の状況や避難所・仮設住宅で求められたリハビリテーション支援、14年経った今も続く復興の現実をお話しいただきます。さらに、支援活動を通して見えてきた、災害の各フェーズで起きていること、現場での役割や動き方についても実体験をもとに具体的に共有いただきます。

後半では、南海トラフ地震など将来予測される大規模災害に備え、個人・職場・地域でできる準備や学びについて解説いただきます。

災害時のリハビリテーション専門職の活動は、被災直後だけでなく、その後の生活支援や心身のケアにおいても重要です。阿部さんの経験談から災害支援にどのように関わっていくことができるのかを学び、自分なりの関わり方を考えるきっかけになれば幸いです。

「もしものとき」に備えたい方、災害支援に興味がある方、そしてこれから一歩を踏み出したい方、ぜひともご参加ください。


■開催概要

日時:2025年9月4日(木)20:00〜21:30

形式:オンライン(Zoom)
   ※ アーカイブ配信はございません

内容:講演40分+質疑応答

講師:福島県立医科大学 医学部 放射線健康管理学講座/放射線医学県民健康管理センター
         理学療法士/講座等研究員 阿部 暁樹 氏

対象:
・災害リハビリテーションに関心があるが関わり方がわからない方
・災害発生時にリハ職として何か力になりたい方

参加費:無料(事前申込制)

申込方法:https://x.gd/gLrGL



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