9月25日は日本作業療法士協会が設立された日であり、毎年各地から寄せられる作業療法士とのエピソード「あの日のできた」を公開しています。
今年の特設サイトでは、担当の作業療法士の言葉に背中を押され諦めずに取り組んだ成果への感謝や、長年関わる利用者さんとの温かなやりとりなど、多様なエピソードが写真とともに綴られました。
活動量が徐々に低下した方が、作業療法士が開所した地域のフリースペースに毎週通い続ける姿も紹介されており、その人らしい「作業(生活行為)」を支える関わりが伝わります。
また、今年7月24日には、日本作業療法士協会の初代会長であり、日本の作業療法の普及・発展に尽力された鈴木明子氏がご逝去されました。謹んでお知らせするとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
日本作業療法士協会誌の第162号では、日本の作業療法士第1号として認定された鈴木氏のご功績とご略歴が掲載され、その歩みへの敬意と感謝が寄せられています。
作業療法士の皆さんが積み重ねてきた努力は、今も誰かの「できた」を生み出し続けています。鈴木氏をはじめ多くの先人が築いた礎の上で、作業療法がさらに発展し、人々の健康と幸福を支える存在であり続けることを願っています。そして、これからも「できた」という瞬間が、一人ひとりの笑顔と希望へとつながっていきますように。
引用・参考
■ 「作業療法の日」特設ページ(日本作業療法士協会HP)
■ 日本作業療法士協会誌 2025年9月15日発行 第162号(2025年9月号)