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2025.10.29

高市総理、医療・介護現場の「賃上げ・物価高」前倒し支援を明言【所信表明】



―報酬改定を待たずに処遇改善補助金を措置へ―

高市早苗総理は10月24日、第219回臨時国会において所信表明演説を行いました。

演説では、物価高騰の影響で医療機関や介護施設の経営が厳しさを増している現状を踏まえ、「報酬改定を待たずに、経営の改善および従業者の処遇改善につながる補助金を措置する」考えを明らかにしました。

高市総理は所信表明にて、次のように述べています。

「国民の皆様のいのちを守り、安心して必要なサービスを受けていただくためにも、赤字に苦しむ医療機関や介護施設への対応は待ったなしです。診療報酬・介護報酬については、賃上げ・物価高を適切に反映させていきますが、報酬改定の時期を待たず、経営の改善及び従業者の処遇改善につながる補助金を措置して、効果を前倒しします。」


この発言により、次回の診療報酬(令和8年度)および介護報酬(令和9年度)の定期改定を待たずに、医療・介護分野の賃上げ支援が実施される可能性が示されました。

高市総理の所信表明演説では、「強い経済」の構築を最重要課題とする政権の基本姿勢が示されました。

介護・医療分野への緊急対応は、この「強い経済」を支えるための物価高対策の一環として位置づけられており、現場の処遇改善に直結する重要な政策転換といえます。


引用・参考■ 「第219回国会における高市内閣総理大臣所信表明演説」2025年10月24日(首相官邸HP)
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