8月11日、東京都墨田区で、障がい者の職業体験イベント「キャリアランド」が3年目の開催を迎えます。
就労後のリアルな仕事を体験し、企業の雇用担当者と直接つながれる場として始まったこのイベントは、これまで多くの障がい当事者に「働く」を身近に感じてもらう機会を提供してきました。
昨年は大手企業の参画により、当事者が就労後の具体的な作業を実際に経験したり、就労支援の専門家に相談する場面が数多く見られました。
会場には、理学療法士や作業療法士をはじめとするリハビリテーション専門職も多く訪れ、「支援する側」と「支援される側」という枠を越えた交流が自然に生まれていました。
2025年開催の様子はこちら
リハビリテーションの「その先」の景色を
そして今年、キャリアランドは障がい当事者向けの企画に加え、医療従事者版のキャリアランドが初めて開催されます。
脳卒中サバイバーに対する「歩行再建実技セミナー」や職業マッチングなど、当事者も医療従事者も、それぞれの立場で「働く」を楽しみながら、交流を通じて新しい選択肢を見つける場として設計されています。
また、当事者と医療従事者が交流できるだけの機会ではなく、就労体験や交流を通じて多様な人たちと関わることで、リハビリテーションの「その先」の景色をイメージすることができる場となっています。
病院という枠の中では見えにくい、退院後の生活や仕事のリアルに触れることで、「専門職としての支援のあり方」そのものを問い直す時間になるかもしれません。
代表 小林純也さんメッセージ
代表である小林さんは、理学療法士であり、脳卒中の当事者です。そのような立場や経験から、当事者が退院後に悩むのは「歩けるかどうか」だけでなく、「また働けるのか」「役割はあるか」「人の役に立てるのか」そうした問いの方が大きいと語ります。
小林さん キャリアランドでは、実際の仕事をやってみる中で、「これは難しい」「このやり方ならできる」「意外と向いている」と気づくことがあります。評価表だけでは見えない力が、役割の中で見える瞬間があります。
療法士のみなさんに伝えたいのは、今の機能だけで未来を決めないでほしい、ということです。本人の力だけでなく、仕事の切り分け方や道具、伝え方、周りの理解が変われば、できることは増えます。
私がキャリアランドを通して届けたいのは、就労支援のノウハウではありません。
「リハビリのゴールを、病院の中だけで決めないでほしい」ということです。
リハビリのその先を、僕たちはどこまで想像できているだろうという問いを、来場される皆さんと共有できたらうれしいです。
開催概要
主催
NPO法人ぼこでこ/一社)脳フェス実行委員会
日時
2026年8月11日(火・祝) 11:00〜18:00
会場
錦糸町マルイ すみだ産業会館 8F サンライズホール
(東京都墨田区江東橋3-9-10/錦糸町駅南口徒歩3分)
入場
無料(一部有料コンテンツあり)
引用・参考
■ キャリアランド公式サイト
■ 脳卒中フェスティバル 公式サイト
■ 脳卒中フェスティバル 公式Instagram
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