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2023.08.09

順天堂大と日本IBM、メタバース面会アプリ「Medical Meetup」開発



順天堂大学と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、メタバース上で入院患者との面会ができるメタバース面会アプリ「Medical Meetup」を共同で開発した。

同アプリは、「ぬくもりを感じるコミュニケーション」を目指すメタバース面会アプリとして開発。患者と面会者のアバターがリゾート施設等の非日常空間で会話をしたり、外出や乗り物での移動、ハイタッチ等で擬似的に触れ合えるなど、通常の面会の枠を超えた体験を楽しむことができる。

プレスリリースでは、今回のアプリ開発の背景について述べられている。


入院されている患者さんにとってご家族や親しい人との面会は、ストレス軽減や癒しを与え、病気に立ち向かう力にも繋がってくるほど重要と言われています。しかし、高度な医療を受けるために入院していると容易に面会ができなかったり、感染症の流行等で面会の制限を受けることもあります。

また、身じたくや装いなど面会をすることへの気遣いや遠慮、時間的な制約によって面会がかなわないことも少なくありません。電話やオンライン面会は、このような状況下でも気軽に使えるコミュニケーションツールとして多く利用されていますが、対面のような「ぬくもり」に欠けるところがありました。

順天堂大学と日本IBMはこうした状況に対し、2022年に発足したメディカル・メタバース共同研究講座の複数あるテーマの一つとして医療サービスの向上を検討してきました。そしてこの度、患者さんと病院外の方が様々な制限や制約などを乗り越え、実際に対面で会わなくても「ぬくもりのある面会」が実現できるメタバース面会アプリを共同で開発し、一般配信を開始します。

引用:順天堂大学プレスリリースより



8月1日より、順天堂医院小児医療センターに入院している小児患者と家族がメタバース面会アプリでふれあう機会が増えることでより元気で心穏やかにすごせることを目指した運用・臨床研究を開始。8月2日には、Appleアプリストアにて「Medical Meetup」の一般配信が開始された。

順天堂大学と日本IBMは今後、本面会アプリを他の医療機関への展開や、講演会、遠隔診療などへユースケースを拡張していくことも検討するとしている。

引用:
■ ぬくもりを感じるコミュニケーションを目指すメタバース面会アプリを開発 ~順天堂医院にて運用・臨床研究を開始し、入院中のリモート面会体験をより豊かに~(順天堂大学HP)(日本IBM)(学校法人 順天堂
■ メタバース面会アプリ「Medical Meetup」(Apple:App store)

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