5月14日、「第2回 地域の健康と福祉の向上を図るリハビリテーション全国地方議員の会 総会」が都内で開催され、全国各地で活動するリハビリテーション専門職出身の地方議員をはじめ、関係者らが出席しました。
リハ専門職議員、地方議員の“横の連携”と国政との“縦の連携”
冒頭、同会会長を務める豊村貴司氏(佐賀県武雄市議会議員)が挨拶に立ちました。
豊村氏は、同会の設立について「全国に散らばっているリハビリテーション専門職をバラバラにしておくのはもったいない」という思いが出発点であったと説明。
地方議員同士の横の連携に加え、国会議員との縦の連携を深めることで、地域の健康づくりや福祉の向上、さらには国全体のリハビリテーション施策の推進につなげていきたいと述べました。
設立当初18名だった会員は、この1年で24名に増加。首長2名も相談役として加わったことを報告し、リハビリテーション専門職として共通する視点で意見を交わせることに大きな意義を感じていると語りました。
国会議員による議員連盟や関係団体からも期待の声
総会には、同会顧問の田中まさし衆議院議員のほか、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会の各会長、各都道府県士会・連盟の役職者らも出席しました。
来賓として、リハビリテーションを考える議員連盟会長の鈴木俊一衆議院議員が挨拶し、リハビリテーション専門職の資格を持つ地方議員が、地域住民の健康と福祉の向上に取り組んでいることに敬意を表しました。
また鈴木議連会長は、同議員連盟について、現在では247名の国会議員が参加する大きな議員連盟へと発展していることを紹介。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各団体から現場の声や課題を聞きながら、リハビリテーション専門職が力を発揮できる環境づくりに取り組んでいく考えを示しました。
続いて、同議員連盟で幹事長を務める田野瀬太道衆議院議員が挨拶に立ちました。
田野瀬議連幹事長は、リハビリテーション専門職が本来の専門性を発揮できる環境を整えることは、医療・介護費の適正化や国民の健康増進にもつながると強調しました。
また、前日の衆議院厚生労働委員会での質疑にも触れ、リハビリテーション施策を推進する体制整備について、厚生労働省から前向きな答弁があったことを報告。地方議員の会に対しても、地域の現場を知る専門職議員のネットワークとして、さらに発展していくことへの期待を述べました。
全議案を承認、組織体制の強化へ
総会では、リハビリテーション全国地方議員の会の会則や役員人事などに関する8つの議題が審議され、すべて原案通り可決・承認されました。
総会終了後、豊村氏は、地方議員の会から意見交換を求めるだけでなく、各都道府県の士会や連盟に対して「私たちをどんどん使ってほしい」と呼びかけ、現場の声をリハビリテーション専門職出身の地方議員に届け、地方議会で実際に声を上げていく流れを強化したいと述べました。
豊村氏は、「双方向の取り組みが会の発展、ひいては本来の目的である“地域の健康と福祉の向上”につながる」と強調しました。
最後に、新たに副会長に就任した鈴木裕之氏(静岡県浜松市議会議員)が挨拶し、組織体制をより強固にしながら、強いつながりと連携を軸に活動していく決意を述べました。
総会終了後には、厚生労働省老健局介護保険計画課長の西澤栄晃氏を講師に迎え、「介護保険をめぐる状況と介護予防事業等について」をテーマとした研修会が行われました。
引用・参考
■ リハビリ全国地方議員の会が設立 ─ 地方から国へ、リハ職の知見を集結(PT-OT-ST.NET)
■ 「リハビリテーション統括調整室を設置」厚生労働大臣が答弁 田野瀬議員がリハビリ政策を質疑(PT-OT-ST.NET)
■ 【大臣発表】厚労省に「リハビリテーション統括調整室」新設(PT-OT-ST.NET)