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閲覧数:712 2021年03月14日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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1:維持期PT更新日:2021年03月14日 10時20分
アプローチの前に、まず評価によって原因を特定していく必要があります。
患者さんが抱えている痛みを的確に評価することが、必要な治療や有効な治療法の選択につながります。
脳卒中後疼痛でも、疼痛の原因によって治療法が異なり、鎮痛剤と一括りに言っても様々な種類があります。
例えば、神経障害性疼痛と、運動麻痺に伴う侵害受容性疼痛では、処方されるべき鎮痛剤がまったく異なります。
今までどの作用を持つ鎮痛薬は効果がなかったのかも考える必要があります。
極端な話、フェンタニルなどの合成オピオイドすら効きませんか?
また、既往歴、問診、視診、触診に加え、神経学的所見(感覚 運動 反射)や姿勢・動作観察、画像検査(CTやMRIにおける梗塞部位)などなにも分からない状態では何も言えません。
それと痛みの性質(McGill pain questionなどで評価)や、痛みの増悪因子はどうでしょうか。疼痛によって日常生活はどのくらい阻害されていますか?
例えるなら……そうですね。
「5年前に買ったテレビが映らなくなりました。コンセントを抜き差しすると電源ランプが点いたり消えたりします。修理する方法を教えて頂けますか?」とこんな感じです。
このテレビを直すためには、技術者が専門知識をもって調査し、どこが壊れているのかを特定する必要があるのです。
一例ですが、脳卒中後中枢性疼痛で感覚に問題があるといった評価内容が得られたケースでは、感覚の統合を中心としたボバース・コンセプトによる介入で良好な疼痛コントロールを得られた症例がありました。
まずアプローチよりも原因を調査し、どこが破綻しているのかを精査することが治療戦略として重要になると思います。
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