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2026.10.28

理学療法士の年収は?平均給与・1年目の給料・手取りと収入を増やす4つの方法



「理学療法士の年収はどれくらい?」「就職したばかりでも生活していける?」と気になっていませんか。

進路を考えるとき、仕事内容だけでなく就職後の収入も気になるのではないでしょうか。

厚生労働省によると、理学療法士を含むリハビリ関連職の平均年収は約444万円です。

ただし、1年目の収入や実際に受け取る金額は、勤務先や給与条件によって異なります。

この記事では、年代や勤務先による給与の違い、他の医療職との年収差に加え、現場で活躍する理学療法士のキャリアや仕事のやりがいも紹介します。

将来の働き方や生活をイメージする際にお役立てください。

この記事でわかること・理学療法士の平均年収・月収・賞与と手取りの目安
・就職1年目の給与と、経験年数・勤務先・働き方による違い
・看護師など他の医療職との年収の差
・理学療法士が年収アップを目指す方法
・理学療法士のやりがい

\理学療法士について詳しく知りたい方はこちら/

理学療法士(PT)とは?仕事内容や資格取得までの流れ、作業療法士との違いを解説

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理学療法士の平均年収は約444万円|月収・賞与と手取りの目安

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士を含むリハビリ関連職の平均年収は、月収と年間賞与などから計算すると約444万円です。



これらは税金や社会保険料が引かれる前の「額面」です。

実際に振り込まれる「手取り」は、額面から税金・社会保険料などを差し引いた金額を指します。

例えば、月収31万円から計6万円が引かれる場合、手取りは25万円です。

これは計算例であり、実際の金額は扶養家族の有無や前年の所得などによって異なります。


理学療法士1年目の給与は月額約24.5万円が目安

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、理学療法士を含む4職種の経験0年の平均給与は、月額24万5,000円となっています。



ただし、新卒の初任給だけを集計した数値ではなく、実際の給与は勤務先によって異なります。

また、1年目の賞与は入職時期や支給条件によって変わるため、月給が同じでも年収に差が出ます。


理学療法士の年収はキャリア・勤務先・働き方によって変わる

理学療法士の年収は、年齢や経験年数だけでなく、勤務先の給与制度や雇用形態によっても変わります。

ここでは、以下の5つのポイントから給与の違いを解説します。

・年代・経験年数別|年齢や経験を重ねた層ほど平均給与が高い傾向がある
・男女別|平均年収は男性が高いが、個人の給与は勤務条件によって異なる
・勤務先・地域別|基本給・手当・賞与の設定によって年収が変わる
・学歴別|大卒と専門学校卒で初任給が異なる勤務先もある
・働き方別|パートの年収は時給と勤務時間によって変わる


年代・経験年数別|年齢や経験を重ねた層ほど平均給与が高い傾向がある

理学療法士を含むリハビリ関連職では、経験を積んだ層ほど平均給与が高い傾向があります。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、経験年数別の月額給与は以下のとおりです。



ただし、経験を重ねれば必ず同じ金額まで昇給するわけではありません。

実際の給与は、勤務先の昇給制度や役職などによっても変わります。


男女別|平均年収は男性が高いが、個人の給与は勤務条件によって異なる

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとに計算すると、理学療法士を含む4職種の平均年収は、男性が約467万円、女性が約417万円です。



ただし、男女で集計対象の年齢や勤続年数も異なるため、約50万円の差が性別だけによるものとはいえません。


勤務先・地域別|基本給・手当・賞与の設定によって年収が変わる

理学療法士の年収に勤務先や地域による違いがあるのは、基本給や手当、賞与などの給与条件が一律ではないためです。

月給が同じ勤務先でも、賞与の支給額が違えば年間の収入に差が出ます。

また、勤務先によって変わるのは、給与だけではありません。

病院や介護施設、訪問リハビリなどでは、関わる患者さん・利用者さんや、1日の仕事の流れにも違いがあります。

収入とあわせて仕事内容を知ると、就職後の働き方もイメージしやすくなるでしょう。

病院や介護施設での具体的なスケジュールは、以下の記事で紹介しています。

理学療法士の1日の流れ|スケジュールや忙しい時間帯、担当人数は?

2026.10.07

また、給与や働く時間、休日などの具体的な条件が気になる方は、実際の求人も参考になるでしょう。



学歴別|大卒と専門学校卒で初任給が異なる勤務先もある

理学療法士の採用情報では、大学卒と専門学校卒で初任給を分けている勤務先もあります。

専門学校には3年制と4年制があり、給与を決める際の卒業区分や修業年数の扱いもさまざまです。

「大卒なら必ず高い」とは限らないため、初任給を比べるときは、募集要項のどの区分に当てはまるかも確認するとよいでしょう。


働き方別|パートの年収は時給と勤務時間によって変わる

厚生労働省「job tag」によると、理学療法士を含む4職種の短時間労働者の平均時給は1,993円です。

この時給で1日5時間、月12日働くと、月収は11万9,580円、年収は約143万円という計算になります。

パートの収入を比較する際は、時給に加えて、年間にどれくらい働くかが判断のポイントです。

※平均時給は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の4職種をまとめた数値。
※「短時間労働者」は勤務時間・日数による区分であり、パート全体とは異なる集計対象。


理学療法士と他の医療職の年収を比較

「理学療法士と他の医療職では、年収にどのくらい差があるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

理学療法士を含むリハビリ関連職の平均年収は、看護師・診療放射線技師・臨床検査技師より低い水準です。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとに計算すると、以下のようになります。



とはいえ、職種ごとに年齢構成や勤務条件が異なるため、表の金額差がそのまま就職時の給与差になるわけではありません。

進路を考える際は、収入と仕事内容・働き方を合わせて比較することが大切です。


理学療法士の年収を増やすには?昇進・転職など4つの方法

理学療法士が年収を増やすにはさまざまな方法があります。

ここでは4つの方法をご紹介します。



・昇進|主任・管理職になると役職手当が付く場合がある
・資格・専門性|勤務先の評価制度によって給与に反映される
・転職|勤務先を変えると給与条件も変わる
・副業|訪問リハビリなどの非常勤勤務で収入を補う


昇進|主任・管理職になると役職手当が付く場合がある

主任や管理職になると、基本給に「役職手当」が加わり、年収が増える場合があります。

働き続けることで給与が上がる「定期昇給」とは異なり、役職手当は任される役割に応じて支給されるものです。

主任や管理職は、患者さんへのリハビリに加えて、スタッフの指導や仕事の分担なども担います。

昇進による収入アップには、こうした仕事や責任の変化も伴います。


資格・専門性|勤務先の評価制度によって給与に反映される

理学療法士には、認定理学療法士・専門理学療法士など、知識や技術を深めるための資格があります。

取得した資格が給与に反映される仕組みの一つが「資格手当」です。

職場が指定する資格を持つ人に手当を上乗せしますが、対象資格や支給額は職場ごとに異なり、手当を設けていない職場もあります。

資格の取得は、得意分野を深めるきっかけにもなります。

身につけた知識や技術を仕事に活かし、その取り組みが評価されれば、給与アップにつながる可能性もあるでしょう。


転職|勤務先を変えると給与条件も変わる

基本給や手当、賞与の設定は、勤務先ごとに異なります。

そのため、理学療法士の年収は転職によって増えることもあれば、減ることもあります。

月給が今より高くても、賞与が少なければ年収は下がる可能性もあるでしょう。

転職による収入の変化を考える際は、月給と年間の賞与に加え、勤務時間や休日も含めた比較が必要です。


副業|訪問リハビリなどの非常勤勤務で収入を補う

理学療法士の勤務先には、副業を認めている職場もあります。

本業とは別に仕事をすると、その給与が加わる分、収入を増やせます。

例えば、病院で働きながら、休日に別の事業所で訪問リハビリのアルバイトをする働き方です。

ただし、本業に加えて働くことになるため、仕事と休みのバランスも考える必要があります。

副業による収入アップは、勤務先の規定に沿い、本業と無理なく両立できることが前提です。


収入だけではない、理学療法士のやりがいとキャリア

将来の仕事を考えるうえで、収入は大切な要素です。

とはいえ、理学療法士を目指す人のなかには、「誰かの役に立ちたい」「人の生活を支えたい」という思いを持つ方も多いのではないでしょうか。

PT-OT-ST.NETでは、旅行の支援や海外のスポーツ現場などで活躍する理学療法士の経験を紹介しています。

理学療法士として働く魅力はどこにあるのか、現場で活躍する方々の経験から考えてみてはいかがでしょうか。

<インタビュー>

【インタビュー】能登半島地震と災害リハビリテーション 石川県JRATの平時における取り組みとは

2026.07.02

【インタビュー】“再犯防止”と“社会復帰支援”に取り組む理学療法士の役割

2026.01.06

【インタビュー記事】 子どもの健やかな成長を支える、学校保健に理学療法士が貢献

2025.05.29

【インタビュー】障がいがあっても「行きたい」を叶える 『旅行リハビリ』 支援にかける療法士の想い

2025.02.21


<座談会レポート>

【開催レポート】ウィメンズヘルスと理学療法 第1回|医療機関での取り組みと自費診療の実態 ― 理学療法士・井澤美保さん

2026.08.27

【座談会レポート】理学療法士として、どう生きるのか ー 理学療法士・諸橋 勇さん ー

2026.07.07

【座談会レポート】海外で働く理学療法士の魅力と苦労

2024.12.26


理学療法士の年収に関するよくある質問

理学療法士と看護師の給料はどちらが高いですか?

平均年収では、看護師の方が高い水準です。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとに計算すると、看護師は約525万円、理学療法士を含むリハビリ関連職は約444万円で、約81万円の差があります。

ただし、職種ごとに年齢構成や勤務条件が異なるため、同じ年齢・働き方での給与差を示すものではありません。

※リハビリ関連職は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の4職種の集計。


35歳の理学療法士の年収は?

35歳を含む「35〜39歳」の平均年収は、約457万円です。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、理学療法士を含む4職種の平均月収は31万6,900円、年間賞与などは76万8,300円となっています。

※35歳のみではなく、35〜39歳の4職種をまとめた平均値。税金・社会保険料を差し引く前の金額。



理学療法士についてもっと知りたい方は、理学療法士を目指せる大学や専門学校の情報も参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

引用・参考
 ・令和7年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
 ・job tag(厚生労働省)

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