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カテゴリ:制度・診療報酬(平成28年)
閲覧数:40480 2014年03月31日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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7:そうさん海水事変更新日:2014年03月31日 15時58分
みなさん、年度末業務おつかれさまです
廃用に係る評価表について私なりに整理してみました
参考になればと思いコメントさせていただきます
まず、『廃用症候群』の対象患者は外科的手術又は肺炎等の治療の安静による患者FIM115点以下 BI85点以下の状態を指す と解釈本に記載あります。これを踏まえて次に移りましょう。
(超)後期高齢者が肺炎等を発症すると安静治療必要なケースが多い。必然にFIM115点以下 BI85点以下の状態となる。ここですでに廃用は発生進行しています。私たち後期高齢者以外の肉体的・精神的に余裕のある者であれば、リハをせずに自然と身体状況は改善し元の生活に戻れますが、後期高齢者はそうはいかない状態がほとんどです。もともと身体能力・認知面低下が年齢相応あるのだからできるだけ早期にリハで離床していかないと廃用は瞬く間に進みます。これはみなさんも同意見でしょう。
当院では2ケースに分けて廃用症候群入院ケースが大きく存在します。①:1ケースは肺炎等で直接当院入院となるケース。②2ケースは他院から紹介入院。継続リハ目的で入院となるケース。
①②ケースともに上記参照のよう早期にリハ介入するようにしています。①でも出来る範囲の評価・情報収集・医師から許可される施行範囲は入院当日なるべく対応し、廃用に係る評価表を作成しています。②では前院での安静治療理由・期間を明記し、廃用に係る評価表を作成しています。
ポイント1つは安静治療理由と期間を明記することだと思います。今回の新しい評価表には臥床・活動性低下期間記載が設けられていません。今回は治療安静期間を廃用をもたらすに至った要因(項目2)へ記載する予定です。手術後のケースは項目3の記載も必要です。そして、リハの内容(項目6)にゴール設定を○○として○○内容を実施し、○○方向性で支援していますと記載します。
つまり○○の理由で○○治療安静必要な状態となり、在宅復帰・施設復帰・その他方向性のために廃用症候群リハビリテーションが必要な状態と記載する予定です。
ポイント2つは○○安静治療が終了し、自然と元の生活に戻れる患者はリハ適応にないと言うことでしょうか。それだけ、後期高齢者の廃用のダメージが大きいということでしょう。今までのように早期離床して早期退院支援を行うために介入すべきところは国の意向とマッチしていると考えています。
ポイント3つは外来の廃用症候群は算定・実施しておりません。目標となる場所に支援し終えたケースだから終了打ち切りにしています。廃用症候群入院13単位算定も避けています。上記理由と重なるケースが多いです。外来や入院13単位算定に関しては意見が分かれるところですね。算定不可能ではありませんから。
いかがでしょうか。文章を工夫するより、リハが必要な状態を明記することが大切なのではないでしょうか。
もっとより良いご意見ございましたら、ぜに参考にさせてください。
6:でぱす更新日:2014年03月29日 11時53分
当院では以下のようにありのまま記載しようと計画しています。
(例)当該患者の年齢、合併症、予後など総合的に勘案し、全身状態の安定を待った上でリハビリテーションを実施することが適切と判断された(した)為、その後に廃用症候群に対するリハビリテーションの必要性が生じた。
5:えのき更新日:2014年03月18日 12時04分
心疾患リハの施設基準を満たしていないから目の前の患者さんのリハができないというのも問題ですよね。
表の疾患別リハを算定できない理由に 施設基準を満たしていないから という記載は不適切ですし、ふさわしい記載方法はありませんか?ご教示いただけたらと思います。
4:そうさん海水事変更新日:2014年03月18日 10時18分
みなさん、おつかれさまです。今回、廃用症候群に係る評価表 項目1 なになにの対象とならない理由は施設基準や診断名等に関わる難しい問題だと思います。確かに心リハの施設基準を持っているところで心疾患等のリハは行われるべきかもしれません。間違いではないと思います。
しかし、心リハの施設基準を満たしているところだけで心疾患の患者を回転できるでしょうか?厚労省も心疾患患者がリハビリ対象から漏れることは望んでないと思います。点数も大きく削減しましたし、項目1で心疾患施設基準を持たないから、心疾患はリハ出来ませんと地域医療連携の時点で壁になるようなことが本当に起こりうるのでしょうか?なかなかそうなるとは今の時点では思えません。
いつもそうですが、4~6月を経過してみないとなんともいえません。当院も心リハ施設基準を持ちませんが、患者さんのためにリハは必要なので病床運営会議などである程度理解を得た上でいつもどうり施行しようと思います。今後のみなさんの解釈・動向に注目しております。
3:とおりすがり更新日:2014年03月14日 23時22分
私の病院でも心リハを登録していないので今回の改定に関しては頭が痛いところです。
これまでは心疾患系(心不全など)の介入の場合は廃用で算定するケースが多かったので・・・
心リハ開設は簡単にはできないのでリハが介入できなくなるのか、今後の動向に注目しています。
2:えのき更新日:2014年03月14日 15時08分
>1 への返信
貴重なご意見、ありがとうございます。
1:パッチ更新日:2014年03月14日 13時26分
施設基準を取得していない=廃用症候群、という認識にはならないと思います。
それであれば、これまで問題とされた骨折後の廃用症候群などが認められることになってしまいます。また、心リハの施設基準はリスク管理上、必要と考えるもの(急変時の対応環境など)ですから施設基準を満たさずに廃用症候群としてリハビリをすること自体、大問題だと思われます。
今回の改訂の流れも踏まえて考えると、廃用をもたらす原因となった疾患が他のリハ料を算定する対象疾患でないということを記載することが必要かと認識しています。
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