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閲覧数:2137 2021年11月28日 [更新] 修正 削除 不適切申告
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5:紅葉更新日:2021年11月28日 10時48分
慢性期の患者さんは、悩みます。
侍PTさんが知りたいのは、本人が随意的に動かせない膝関節の拘縮進行の有無ですよね。
拘縮の教科書的な機序は、コラーゲンファイバーのクロスブリッジがどうのとか、関節軟骨に栄養がどうのとかいう話がありますが、それはご自分でお調べて頂くとして、
私の拙い経験則から申し上げますと、個人差や、同一人物でも部位による差も出るため、予測は私には無理です。
弛緩している部位でも拘縮進行する場合はあるし、
筋緊張が著明に亢進していても、何故か全然拘縮が進行しない人もいます。
ある程度進行して止まる人もいます。
慢性期の弛緩性の片麻痺の患者さんで、麻痺側の肩の可動域の話になりますが、週2で通院リハビリをしていた人が、通院中は角度が維持されていたが、体調不良で外来リハビリを1ヶ月程度中断して再開した時に、拘縮が進行していた患者さんはいます。
再開後は拘縮が進行していないので、リハビリで他動で動かしている期間は進行しなくても、中断により進行した例かなという印象です。
ご本人は意思疎通ができないなら、親御さんやご兄弟の具体的な希望を確認するのも良いと思います。
PTだけで担当しているのでなければ、OT、ST、看護師等と限られた訓練時間を使って、この人に何を提供するのが最善かカンファレンス等で話してもよいと思います。
自分の技術が目の前の人の何か役に立てることを探す姿勢は、とっても大切です。
私は、慢性期の意思疎通が困難な患者さんを診る時は、
自分自身の価値観の押し売りになってないか、
自己満足に終わってないか、
本当にこの人からお金をもらえる役の立ち方をしているかどうか
を特に気をつけるようにしています。
乱筆の長文、失礼しました。
4:PTは1人更新日:2021年11月03日 12時41分
匿名PT様
返信ありがとうございます。
ノンバーバルなコミュニケーションを大事にしながら、より彼女と接する時間の長い介護と連携しつつ、QOLの向上に努めてゆきたいと思います。
3:匿名PT更新日:2021年11月01日 16時19分
その女性が何をしたいか、どんな生活を送りたいかじゃないでしょうか?
言葉には出せなくても、表情やその方の雰囲気がどう変わるかを細かく見て、興味のあることや好きなことに関連付けてリハビリを実施してみてはいかがでしょうか?
立ったら何が見えるか、どこに手が届くか、何ができるようになるか
そこに興味を引き付けるものを置いてみたりするというのはどうでしょうか?
どうやったら、そのマスコットキャラクター的な存在がより、その女性の居場所になるでしょうか?
膝が曲がっているのと、伸びているのとで、その居場所がどのように変化するでしょうか?
膝伸展装具をつけて、膝を伸ばすだけではその女性の興味や生活の質の向上につなげていくのは難しいかもしれません
よりその女性の居場所をその女性と一緒に探されてみてください
2:PTは1人更新日:2021年10月28日 15時44分
あられさんへ
お疲れ様です。コメントありがとうございます。
彼女は車いすからPマットの移乗は全介助でスライディングボードを用いようとしています。係長からやっぱりリハビリは寝てやったほうが良いというお達しをいただき、Pマットで、全介助で行う予定です。ROM、ストレッチもやらせてもらえます。彼女はリハビリに拒否がないところが救われます。
膝関節が拘縮してきても、立位をとるわけじゃなし、移乗もスライディングボードを用いてゆけばいいわけで、もし、この施設で一生暮らしてゆくならば、ちょっと極端なことですが、みんなのマスコットキャラクター的存在で、みんなから可愛がられるのが一番いいかと思います。(リハビリとは逸れてしまいますが。)
ただ、拘縮という形態学的な変化は、ほかに何を持たらすでしょう?
僕は膝伸展装具で、1日に一定時間膝伸展位を保っていたほうがいいのかと悩んでしまいます。
「エビデンスベースではROM-exは拘縮に対する関節可動域の改善に寄与してるかどうかは一切不明という論文が存在する。」というセンセーショナル論文もあって、びっくりしています。
https://xn--2qq684d0mc09m.net/memo/2020/07/rom-ex-does-not-improve-joint-range-of-motion.html
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1836955317300280
彼女はまだ20です。この施設は終生ご利用する方が多く、目標が見えにくくなることがあります。介護員と相談して、この方の未来にリハビリが何をできるか考えたいと思います。
1:あられ更新日:2021年10月19日 00時39分
侍PTさんへ
お疲れ様です。日々、何もできないことに残念な気持ちになることもありますよね。
でも、侍PTさんが諦めなければ、いつかお互いうれしい時が来るかもしれません!
アクティブな動きがない筋関節系は、確かに拘縮しやすいかと思われます。
ただ、しやすいということだけで、するわけでもなく、しないわけでもなく、人それぞれですね。
その方は、拘縮していく方向性が強い。ということです。
今の状態ですと、侍PTさんも手がなく、勉強会に参加しても、相談できる先輩がいても、しっくりくる答えはないかもしれません。
もちろん、私が話してもないかもれません。
個人的には、各動作や姿勢での筋緊張は気になるところです。ただ、それは正直どうでもいいかもしれません。
私は、侍PTさんが女性の身体は分かろうとしていますが、その〇〇さんの全体像をもっと理解を深めることができるのではないか?と期待しちゃいます!
その方は、脳性麻痺であり、女性であり、若いですよね!
車いすも乗れて、介助すれば移動もできますよね!
決まったフレーズが入ることがあり、ROMやストレットもやらせてもらえますよね!
他に何かできますか?その年代の女性は何していますか?
膝完全伸展しなくて、何に困ってますか?
私たちが知らなくて、侍PTさんがたくさん知っていてうらやましいです☆彡
今後も、その女性の人生を一緒に楽しんでくださいね!
追伸を楽しみに待っております!
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